転職が一般的になり、企業も他社で経験を積んだ人材を採用することが増えている。転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアが2月22日に発表した調査結果によると、2020年に同社のエージェントサービスを利用して転職した人の平均年齢は32.0歳。調査を開始した08年以降で最も高くなった。

 19年の平均年齢は31.7歳だったことから、20年は0.3歳上昇。男女別では、男性が32.9歳、女性が30.1歳。いずれも前年より上昇し、過去最高を更新した。

 転職した人の年齢構成は、29歳以下が48.2%、30歳以上が51.7%。前年と比べて、29歳以下は1.5ポイント減少、30歳以上は1.4ポイント増加した。内訳は「24歳以下」が9.4%、「25〜29歳」が38.8%となり減少。「30〜34歳」が23.4%、「40歳以上」は15.5%で増加した。「35〜39歳」は12.8%で前年と同じだった。

 20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績が悪化する企業も多かった。「即戦力となる人材の採用が主流となり、未経験者の採用が減少傾向であるため、30歳以上の割合が増加したと考えられる」(パーソルキャリア)という。

 職種別にみると、全ての年代で「技術系(IT・通信)」の転職者の割合が増加。特に、30歳以上では最も多い割合を占める職種となった。30〜34歳では20.0%、35〜39歳では24.3%、40歳以上では28.1%を占める。即戦力となる専門的なスキルを持つ人材の採用増加や、コロナ禍によるIT人材の需要拡大が背景にあるという。

 調査結果は、08〜20年にdodaエージェントサービスを利用して転職した約24万人のデータをもとに算出した。