Great Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)が「2021年版 日本における『働きがいのある会社』女性ランキング」を発表した。従業員1000人以上の「大規模部門」では、レバレジーズグループ(事業内容:人材関連、システムエンジニアリング、メディア事業など)が1位に輝き、2位にアメリカン・エキスプレス、3位にモルガン・スタンレーが続いた。

 ランキングは従業員数で表彰部門を分けており、100〜999人の「中規模部門」の1位はコンカー(事業内容:経費精算・請求書管理・出張管理のクラウドサービス事業)、2位はサイボウズ、3位はディアーズ・ブレイン。従業員25〜99人の「小規模部門」の1位は現場サポート(事業内容:建設業向けクラウドサービスの企画・開発・販売・サポート)、2位はダイレクトマーケティングミックス、3位はフラッグシップオーケストラだった。

 同ランキングは「2021年版 日本における『働きがいのある会社』ランキング」のベストカンパニー160社の中から、特に女性の働きがいに優れた企業を選出したもの。「働きがいのある会社ランキング」に参加した企業は自動的にエントリーされ、「女性の従業員アンケートの結果」「女性社員が活躍するための企業施策・プログラム」「女性従業員比率などの基本会社データ」の3つでランク付けしている。

●女性の働きがいが高い企業は、男性も含めた全体の働きがいも高い

 21年版女性ランキングランクイン企業の全設問平均スコアをベストカンパニー145社(女性ランキング15社を除く)、ノンベストカンパニー118社と比較したところ、ランクイン企業の働きがいが非常に高いことが分かった。

 女性ランキングランクイン企業は「性別に関係なく正当に扱われている」という設問に対して男女の認識差が小さくなっていることが特徴的だ。

●男性の方が特にスコアが高い設問

 参加企業全体において、「仕事に対する特別な意味」「会社への貢献実感」など「誇り」に関わるものは女性より男性の方がスコアが高くなっている。「性別に関係なく正当に扱われている」の設問も男性の方がスコアが高い。

●「女性管理職 30%目標」実現への課題

 ベストカンパニーにおける女性管理職割合は15%〜24%で、厚生労働省の「令和元年度雇用均等基本調査」の9.5%(全産業の30人以上の事業所における課長相当職以上の管理職に占める女性割合)よりは高いが、政府目標の「女性管理職30%」には届いていない。ベストカンパニーにおいては、「女性に対する育児と就労の両立支援」(=女性の働きやすさ)を課題とする企業が多い。

 不確実性が高まる現代において、多様性の推進は企業の最重要課題といえる。働きやすさを整えつつ女性のやりがいを喚起する方向へ進むことが、女性の働きがい向上、ダイバーシティーの推進に欠かせない。