新型コロナウイルスの影響で、お金や時間の使い方は変化したのだろうか。全国の20代〜70代を対象に「コロナ禍で変わったお金と時間の使い方」について調査したところ、「お金が増えた人」の使い方1位は「投資」だった一方、「減った人」の1位は「食事(食生活)」であることが、金融商品仲介業者のFan(富山市)の調査で分かった。

 コロナ禍でお金は増えたか、また、お金の使い道として多くなったことは何かという質問に対して、「お金が増えた人」の使い道1位は「投資」だった。「やや増えた人」の3位にも入り、世界経済が不安定になったコロナ初期に「投資」を選択した人が、その後の経済回復に伴う株高などの恩恵を受けたことがうかがえる。

 また、「自由に使えるお金が変わりない人」、「やや減った人」、「減った人」の使い道1位は「食生活」だった。上位には「趣味(インドア)」も入り、おうち時間の増加が影響したと考えられる。

 時間の使い方についても、「使えるお金が増えた」と回答した人と、そうでない人との違いが「投資」の項目に表れた。「使えるお金が増えた人」の4割近くが「投資」と回答した一方、「変わりない人」「やや減った人」「減った人」では1割にも満たない。

 お金を増やすために取り組んでいることについての回答では、「増えた」「やや増えた」人の約6割が投資と回答。一方で、「減った」「やや減った」と答えた人の投資の割合は3割弱にとどまり、「何もしてない」「貯蓄」が上位2位までを占める結果となった。

●コロナ禍で新しく始めたことは?

 コロナ禍で新しく始めたことについての質問では、全体の1位が「運動・筋トレ」になった。一方、「お金が増えた人」だけは「運動・筋トレ」が上位に入らず、1位「仕事環境」、2位「投資」という結果になり、それ以外の人との差が明確に表れた。

 投資への印象を聞くと、「お金が増えた人」「減った人」で明確に意識の差が見られた。「増えた人」「やや増えた人」では「未来に対する期待感」や「堅実さ」と前向きな回答が上位だった一方、「変わりない人」「減った人」の多くが投資の印象を「ギャンブル」と答えた。

 調査は3月9日〜22日にインターネットにより実施。20代〜70代の男女1351人を対象に行った。