調査会社のマイボイスコム(東京都千代田区)は、2回目となる「在宅勤務・テレワーク」に関するインターネット調査を行った。その結果、在宅勤務・テレワーク経験者の中で、「出勤と、在宅勤務・テレワークを併用して働きたい」と思う人が5割弱いることが分かった。

 雇用型の勤め先で働いている人で、在宅勤務やテレワークの経験がある人は36.0%だった。正社員では約45%、パート・アルバイトでは1割強となった。業種別にみると、「農林水産・鉱業」「運輸業・郵便業」「スーパー・コンビニ等」で低く、「製造業(電機、家電・AV機器等)」「情報サービス業」「保険業」で高かった。

 新型コロナウイルス感染対策で在宅勤務・テレワークをした人は、雇用型の勤め先で働く人の3割強だった。在宅勤務・テレワークを実施したタイミングは、「2020年3月以降、ほぼ継続的に在宅勤務を実施」が12.4%、「交代制、週●日、部署ごと、会議のある日など、出勤と在宅勤務を併用」が10.3%、「緊急事態宣言が発令されている間は実施」が8.1%だった。また、週1回以上在宅勤務やテレワークを実施した月を聞いたところ、2020年の4月と5月が各60%台、20年7月以降は40%台で推移していた。

●在宅勤務・テレワークのメリットは?

 在宅勤務・テレワークのメリットは、1位が「通勤ストレスの減少」で63.9%、次いで「時間を有効活用できる」「気候や交通状況などに左右されず、業務ができる」「自分のペースで仕事ができる」「服装や髪型などを気にしなくてよい」が各30%台だった。

 在宅勤務・テレワークの課題は、1位が「オン・オフの切り替えや気分転換が難しい」で43.9%、次いで「モチベーション維持が難しい」が33.0%、「コミュニケーションがとりにくい・難しい・時間がかかる」が30.3%だった。また、「運動不足になる」「職種によって、テレワークができるものとできないものがあり不公平感がある」なども聞かれた。

 雇用型の勤め先で働く人に、新型コロナウイルス感染終息後に在宅勤務やテレワークで働きたいかを聞いたところ、「出勤と、在宅勤務・テレワークを併用して働きたい」「在宅勤務・テレワークはせず、出勤して働きたい」が各3割弱だった。「在宅勤務・テレワーク中心で働きたい」は15.0%で、出勤したいと考える割合が多いことが分かった。

 在宅勤務・テレワーク経験者では、「出勤と、在宅勤務・テレワークを併用して働きたい」が5割弱、「在宅勤務・テレワーク中心で働きたい」が2割強で、出勤と在宅勤務やテレワークを併用したいと考える人が最も多かった。理由を聞くと、家でそろわないデータや書類を確認するため、現場とやりとりするために出勤することも必要、運動不足にもなるのでバランスを保ちたいという声が多かった。実際に在宅勤務やテレワークを経験した上で感じたメリット、デメリットがあるようだ。

 今回の調査は、マイボイスコムのアンケートデータベース「MyVoice」のモニターを対象に、インターネット上で行った。期間は21年5月1〜5日、有効回答数は1万49人。