大東建託は大分県に住む成人を対象に居住満足度調査を実施した。その結果「住みここち(自治体)ランキング」の1位は2年連続で「速見郡日出町」、2位も2年連続の「大分市」、3位は昨年4位の「別府市」だった。

 住み心地ランキング1位の「速見郡日出町」は別府湾に面した県中部に位置する、大分市と別府市のベッドタウン。過去同じ速見郡に属していた周辺の町村が合併したため、現在は速見郡唯一の自治体となっている。自然は豊かであるものの田舎過ぎず、町の中心部にはスーパーやコンビニなどもそろっている。

 居住者からは「隣の家との距離があるので、騒音などの問題が全くなく、夜は静か。子育てしやすい。交通量も多くない」(45歳女性)、「田舎だがアクセスは良く、スーパーや必要な買い物に困ることはない」(35歳女性)といったコメントが寄せられた。

 2位の「大分市」は別府湾に面した県中部沿岸に位置する、大分県の県庁所在地。交通の便が良く、JR3線に加えて九州各都市へとつながる高速道路が整備されていて、フェリーなどの関西・四国方面への海上交通も充実している。

 住居者からは「住みやすい。駅や中心地に徒歩でアクセスしやすく、また商業施設なども充実している。図書館などの公共施設があり、本の集約数なども申し分ないし、施設もきれい。飲食店、カフェ、パン屋などもたくさんあるため飽きない。ほどほどに田舎で、心地よい。人々も親切にしてくれる」(36歳女性)というコメントがあった。

 3位の「別府市」は県東部中央に位置する、県内で2番目に人口が多い都市。源泉数と温泉湧出量が日本一の温泉の街で、市内には「別府八湯」と呼ばれる8つの温泉エリアが点在している。JR日豊本線の各駅から大分市中心部まで30分圏内の距離であり、大分市のベッドタウンとしての役割も担っている。

 住居者からは「景観が良く、海も山も近い。近所にスーパーなどの商業施設があるため、普段の買い物も便利。幹線道路から少し離れているため、夏以外は静かだ。温泉がついているため、毎日入れる」(52歳男性)といった声があった。大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は、「住みここち順位に大きな変動はない。1位の日出町には大きなイオンモールなどはない」とコメントしている。

●住みたい街ランキングの結果は?

 住みたい街ランキングの1位は「福岡市」、2位は「大分市」、3位は「別府市」だった。2021年はランキング集計対象を九州・沖縄に拡大したため、昨年はランキング外だった福岡市が1位という結果になった。前出の宗所長は「福岡市には高速バスで2時間半、往復4000〜6000円程度。日帰りも充分可能」とコメントしている。

 一方で「住みたい街が特にない」(50.6%)、「今住んでいる街に住み続けたい」(24.5%)と、回答者の75.1%が今住んでいる街を評価していることが分かった。

 今回の調査は、19〜21年における累計3536人の回答を「住みここち」として集計した。また、住みたい街ランキングは21年調査における1347人の回答を集計した。