大東建託は福島県に住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。その結果「住みここちランキング」の1位は「郡山市」、2位は「福島市」、3位は「本宮市」だった。

 住み心地ランキング1位の郡山市は県中通り中部、東京圏の200キロ圏内に位置する。人口は県庁所在地の福島市より多く、東北では仙台市、いわき市に次いで3番目に多い。都心から90分でアクセス可能であること、さまざまな小売・サービス産業や子育て・教育・医療体制が充実していること、さらに豊かな自然環境も感じられることが支持された。

 居住者からは「住民の適度な距離感に大変満足している。また、老若男女、さまざまな年代の方が住んでおり、近くには小学校もあるので割と治安もいい。カフェ、スーパー、薬局、銀行、コンビニなどが集中しているので何かと便利」(36歳男性)、「東京から近く、大型店舗が複数あり、物流が良いため買い物に困らない。町の規模が大きすぎないため車で隅々まで行けるで、交通の便が良く住みやすい」(39歳男性)といったコメントが寄せられた。

 2位の福島市は県北東に位置し、県庁などの行政機関が集まる県の中心地。交通の便が良く、JR2線、福島交通飯坂線、阿武隈急行、東北新幹線が利用できるほか、東北自動車道などの道路も整備されている。

 住居者からは「駅まで歩いて行ける距離で、官公庁や繁華街も近く便利。飲食店もかなり多い。近隣に公立の小中高大がある。新幹線で東京まで2時間かからず行ける。医療機関も大学病院があるので充実している。自然も多い」(31歳男性)というコメントがあった。

 3位の本宮市は県のほぼ中央に位置する。県内の市では人口が最少で、05年施行の新・合併特例法により合併した最初の市でもある。東西南北へのアクセスが良好で、東北自動車道本宮インターチェンジを有するほか、5つのインターチェンジと近接している。

 住居者からは「自然豊かで街並みもそこそこ発展している。都市へのアクセスもしやすい」(43歳女性)や「県の中心の郡山へアクセスしやすく、スーパーやコンビニなどが充実している」(37歳女性)といった声があった。

 大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は「住みここち順位に変動があり、1位は昨年3位の郡山市、2位は昨年5位の福島市となっている。ただし、2〜5位の評点差は1点未満と非常に小さい。1位と2位の差も1.3点と非常に小さい」とコメントしている。

 住みたい街ランキングの1位は「仙台市」、2位は「郡山市」、3位は「いわき市」だった。なお21年はランキング集計対象を東北全体に拡大したため、仙台市が1位になった。

 一方で「住みたい街が特にない」(55.3%)、「今住んでいる街に住み続けたい」(17.2%)と、回答者の72.5%が今住んでいる街を評価していることが分かった。

 今回の調査は、福島県在住の成人男女、19〜21年度累計5700人の回答を「住みここち」として集計した。また、住みたい街ランキングは21年調査における1997人の回答を集計した。