働いている女性は「女性活躍」について、どのように考えているのだろうか。アンケートを実施したところ「給与を上げたい」「スキルを生かしたい」と考える人は多いものの、「今よりも高い役職に就きたい」と思う人は少ないことが、マルコ(大阪市北区)の調査で分かった。

 まず「キャリアに対する考え方」について尋ねたところ、「給与を上げたい」(86.1%)が最も多く、次いで「スキルを生かしたい」(77.4%)、「社会に貢献したい」(61.4%)と続いた。

 「給与を上げたい」と思っている性年代は女性30代(93.0%)が最も多く、次いで男性40代(88.0%)、男性50代・女性50代(87.0%)という結果になった。20代は他年代よりも回答が少ないものの、どの年代も8割を超える人が「給与を上げたい」と考えていることが明らかになった。

 次いで「今よりも高い役職に就きたいか」と尋ねると、男性の17.0%、女性の9.8%が「今よりも高い役職に就きたいと思う」と回答した。今よりも高い役職に就きたいと回答した人は女性よりも男性が多く、年代を重ねるごとに少なくなった。

 「今よりも高い役職に就きたいと思わない」と回答した478人にその理由を聞いたところ、最も多い回答は「ストレスが多そうだから」(56.7%)だった。次いで「責任が重くなるから」(45.4%)、「向いていないと思うから」(42.3%)と続き、女性の方が各項目を回答した人が多いものの、性別による順位の違いはなかった。

 最後に「回答者の役職」について尋ねたところ、「課長クラス以上」と回答した人は男性で19.8%、女性で4.5%だった。当調査は役員、経営者を対象外としているものの、内閣府男女共同参画局が掲げた「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%程度に上昇させる」という目標は達成されていないことがうかがえる結果となった。

 調査は20〜59歳の会社員、団体職員(正社員)、会社員・団体職員(派遣・契約社員)800人(性年代で各100名ずつ均等割付)を対象に行った。