大東建託は広島県に住む成人を対象に居住満足度調査を実施した。その結果「住みここち(自治体)ランキング」の1位から3位は前年と同じ顔触れで、1位「府中町」、2位は「広島市南区」、3位は「広島市西区」だった。

 住みここち(自治体)ランキング1位の安芸郡にある「府中町」は、県南西部、広島市の中心部から10キロ圏内に位置する町。周囲を広島市に囲まれているという特徴的な形態になっており、広島市のベッドタウンとして宅地化が進んでいる。人口は県内にある町村の中で最も多く、5万人を超えている。

 居住者からは「どこへ行くにも歩いて行けるので、とても助かっている。スーパー、ドラッグストア、図書館、イオンモールなど全て車なしでも歩いていける距離にあり、運動にもなって、気に入っている」(40歳女性)、「住みやすい。商業施設が近くて便利。将来子どものことを考えると、子育てに力を入れている地域で安心」(27歳女性)といった声が寄せられた。

●住みここち(駅)ランキング

 住みここち(駅)1位には、昨年3位だった「天神川」(JR山陽本線)がランクイン。広島市南区北東端に位置し、すぐ北側は広島市東区・住みここち2年連続1位の府中町で、広島駅までは10分圏内となっている。

 居住者からは「人間関係にわずらわしさが無くて、生活に必要な施設店等が充実している」(61歳男性)、「大型ゴミを、指定した日に無料で処分できること」(56歳男性)といった意見があった。

 大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は「住みここち自治体ランキングには大きな変化は見られなかった。住みここち駅ランキングには大きな変化が見られたが、これは集計対象の年齢や性別、既婚率や子どもがいる率、個人年収や世帯年収などの各種条件が大きく変化したためだと考えられる」とコメントした。

●住みたい街(自治体)ランキング

 住みたい街(自治体)ランキングの1位は昨年も1位だった「広島市中区」、2位は昨年4位だった「広島市東区」、3位は昨年2位だった「広島市南区」だった。

 なお21年の住みたい街(自治体・駅)ランキングは集計対象を20年の広島都市圏版から、中国地方にある駅・自治体を対象にした広島県版に変更した。昨年の順位については、広島都市圏版の順位になっている。

●住みたい街(駅)ランキング

 住みたい街(駅)ランキングの1〜4位は昨年と変わらず、1位「広島A」(JR山陽本線)、2位は「福山」(JR山陽本線)、3位は「新白島A」(JR山陽本線)、4位「横川G」(JR山陽本線)だった。5位は昨年12位だった「元宇品A」(広島電鉄宇品線)で、大きく順位を上げる結果となった。

 なお本調査においては、2つの近接駅を統合した場合は駅名の後にG(group)を、3つ以上の近接駅を統合した場合はA(area)を付記している。

 今回の調査は、広島県在住の成人男女、19年度〜21年度累計1万2124人の回答を「住みここち」として集計した。また、住みたい街ランキングは21年調査における3937人の回答を集計した。