勤務時に適切ではないと思う身だしなみは「肌の露出が多い服装」――。そんな結果が、求人サイトを運営するアイデム(東京都新宿区)の調査で分かった。

 同社が運営する総合求人サイト「イーアイデム」を通じて求人に応募した人に、働くうえでの身だしなみで、適切ではないと思う事柄を複数回答で尋ねた。その結果、最も回答が多かったのは「肌の露出の多い服装」で62.2%、次いで「大振りのピアス、イヤリング、イヤーカフ」(59.7%)、「金髪など派手な色の毛染め」(57.2%)と続いた。上位3項目は約6割が適切ではないと回答した。

 年代別にみると、回答個数の全体平均4.9に対し、「30代以下」が4.1、最も多かった「50代」は5.3だった。「30代以下」は他の年代に比べ、多くの項目で「適切ではない」とする回答割合が低かった。中でもアクセサリーや髪形に関する項目は「30代以下」が他の年代の回答率に比べ低くなる傾向がみられた。

 一方、回答個数平均が最も高くなった「50代」は、服装に関する項目で適切ではないと感じている人が多いようだ。企業の組織構図から、50代の中には管理的職務に従事する立場の人が多い傾向にある。アイデムは「服装での統一感を気にする傾向が強いのでは」と分析。30代以下は「個人の見た目や趣向に不快感を抱く人が少ないか、身だしなみとオシャレを混在して考えている可能性もある」と指摘する。

 働くうえで気を付けている、心掛けている身だしなみについて聞いた。その結果、身だしなみに気を使っている人は全体で72.0%、「特にない」は28.0%となった。

 全体で最も多かった項目は「爪」に関してで44.0%、次いで「服装」が41.8%、「髪形」「におい」が同率で40.9%となった。年代別にみると「30代以下」は髪形に気を配る割合が最も高く47.2%で、他の年代よりも高かった。「40代」は、化粧、髭が他の年代よりも高くなった。自由意見をみると、いずれの年代においても清潔感を重視するといった回答が多く、派手さをおさえた、落ち着いた色合いを心掛けていることがうかがえた。

 ビジネスウェアのカジュアル化が進む中、年代によって、ビジネスシーンでふさわしいと感じる身だしなみに差が出てきているようだ。テレワークの普及も相まって、その傾向は今後より顕著になることが予想される。

 調査は、6月1〜30日にイーアイデムから求人に応募した325人を対象に実施。調査期間は6月2日〜7月5日で、インターネット上で行った。