調査会社のoricon ME(東京都港区)は、スマートフォンを利用したキャッシュレス決済サービスを1週間に1回以上、かつ1ヶ月以上継続利用したことのある18〜84歳の男女を対象に「スマホ決済サービス」の満足度調査を実施した。総合満足度1位は「PayPay」だった。

 PayPayは、評価項目別の「ポイント・キャンペーン」でも1位を獲得している。2位は「楽天ペイ」、3位は「モバイルSuica」という結果に。楽天ペイは評価項目別では「登録のしやすさ」で1位、また男女別の「男性」で1位の評価を得た。モバイルSuicaは「利用のしやすさ」、決済種別の「タッチ決済」でも1位を獲得した。

 PayPay利用者からは、「とにかく加盟店が多い。今までキャッシュレスが使えなかった個人店などで使えるようになったのが良かった」(40代男性)や「Y!mobile、SoftBankユーザーはキャンペーンなどの還元率が高く、お得に買えるのが良かった」(10代女性)という意見が挙げられた。

 評価項目別で見ると、登録のしやすさでは「楽天ペイ」が1位に。利用のしやすさでは「モバイルSuica」が、アプリの使いやすさでは「nanacoモバイル」、キャンペーン・ポイント部門では「PayPay」が1位。サポート体制と「セキュリティ」は「d払い」が1位と、それぞれのサービスの特徴がランキングから明らかになった。

●性別・年代別での満足度を発表

 男女別では、男女間で決済サービスの満足度に差があることが分かった。男性1位は「楽天ペイ」、2位は「PayPay」、3位は「d払い」という結果に。一方、女性は1位「PayPay」、2位「モバイルSuica」、3位「ファミペイ」となった。

 年代別では10〜50代では「PayPay」が首位を獲得しているものの、60代ではトップ3から漏れる結果に。60代以上の満足度1位は「d払い」、次いで「モバイルSuica」、「楽天Edy」と続いた。

 21年7月、MMD研究所(東京都港区)が実施した「普段の支払い方法」についての調査によると、現金が86%、クレジットカードが71.1%、スマホ決済が52.1%となった。最も増加した支払い方法は「スマホ決済」で前回より10.9ポイント増加したという。コロナ禍を契機に、「非接触」という特徴からスマホ決済の利用率が急速に伸びたことが背景にあるようだ。

 今回の調査は、QRコード、バーコード、非接触型決済などスマートフォンを利用したキャッシュレス決済サービスを、1週間に1回以上、かつ1ヶ月以上継続利用したことのある18〜84歳の男女を対象にインターネットで実施した。期間は21年5月18〜25日、有効回答数は5164人。