ワークス・ジャパンと産業経済新聞社は、2023年3月に卒業見込みの大学3年生、大学院1年生を対象に「インターンシップ参加希望企業調査」を実施。コロナ禍で在宅中心の学生生活を余儀なくされた23卒学生のインターンシップに関する価値観や選択企業などをまとめた。

●インターンシップ人気企業ランキング

 インターンシップ人気企業の文系総合1位はニトリ、理系総合1位はソニーグループだった。

 ニトリは数ある部署の中から6部署を体験できるインターンシップを開催。ワークス・ジャパンは「独自のビジネスモデルを体感できる内容の充実と、一部コース以外はエントリーシート不要という参加のしやすさが学生から支持された」としている。

 文系ランキングの上位には、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、アクセンチュアなどが名を連ねた。いずれも複数日程のインターンシップやワークショップを設け、学生のニーズに柔軟に対応できるようなプログラムを用意している。

 理系ランキング1位のソニーグループは期間が異なる複数のプログラムを用意し、同グループの最先端テクノロジーや社風を感じ取れるインターンシップにした。2位のNTTデータ、5位のJR東海、7位のトヨタ自動車は、いずれも日程に選択肢を持たせたインターンシップを用意している。

●参加してみたいと思うプログラム

 参加してみたいと思うインターンシッププログラムは、実際の業務を疑似的に体験する「ロールプレイング型」が30.2%、与えられた課題に対しての問題解決に挑む「グループディスカッション・グループワーク型」が27.0%と、体験型が支持された。

●インターンシップに期待すること

 インターンシップにおいて期待することは、「就業体験ができ、仕事内容を理解できる」が34.4%、「企業の社風を知ることができる」が26.8%、「業界についての知見を深められる」が24.7%と、体験を通じて業界や企業、仕事内容を理解したいとのニーズが高いことが分かった。

●希望するインターンシップの開催形式

 希望するインターンシップの開催形式を聞くと「どちらかというと対面」が37.5%、「どちらでも構わない」が24.7%、「絶対に対面がいい」が16.7%、「どちらかというとオンライン」が16.5%で、学生のオンライン慣れが進んでいることが分かる。

 一方で、前問の「インターンシップにおいて期待すること」で「企業の社風を知ることができる」を選んだ学生も26.8%おり、ワークス・ジャパンは「オンラインで伝えにくい職場や社員の雰囲気を感じ取ってもらうための工夫は必須」としている。

 この調査は23年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)を対象に、5月6日〜7月31日にワークス・ジャパン主催の各種イベントでアンケート告知を行い、web上のアンケートフォームで回答を得た。

 有効回答数は3602人(文系総合2337人、理系総合1265人)。インターンシップへの参加を希望する企業ランキングは第1志望から第3志望までの3社選択方式で、第1志望には3ポイント、第2志望には2ポイント、第3志望には1ポイントを配分して集計している。