ワークマンが、機能性を強調しつつデザインにもこだわった女性向け秋冬新製品を発表した。子育て中の女性に焦点を当てた製品の開発を強化し、需要の取り込みを図る。

 新製品のテーマは「子どもと遊ぶママ」と「コーデのしやすさ」。同社は2020年10月に出店した「#ワークマン女子」桜木町コレットマーレ店以来、同業態を駅チカのモールに5店舗展開。今年6月には、初の路面店となる南柏店を千葉県流山市に出店している。

 南柏店の売場は女性向けが32%、ユニセックス42%、男性向けが23%、キッズ向け3%を占めている。しかし、女性製品のアイテム数は全体の20%ほどで、女性向けアイテムの開発が課題となっていた。

 また、ワークマンに来店する女性客は20〜70代までと幅広いことが特徴で、妊娠や子育てを契機に同社の製品を使い始めるケースが多いという。そこで南柏店では、子ども連れでも快適に試着できるフィッティングルーム「ママ楽試着室」を設置。フィッティングルーム内にマグネット式のパネルを用意し、子ども達が自由に遊べるようにするなど、家族連れの客層に配慮している。

 女性向けアイテム拡充を図る上で、子育て中の女性に焦点を当てた製品の開発を強化。子育て中の女性からニーズが高い「汚れにくさ」を強調し、はっ水機能を備えた商品として訴求する。

 9月中旬に発売予定の「はっ水防風ボアコート」(2900円)は、自転車移動でも太ももまで覆えるロング丈を採用し、風を通さない防風仕様とした。フードは、気候に合わせて取り外し可能としたほか、はっ水加工を施すことで、天候が不安定な日でも、毛先の長いボア生地を楽しめるようにした。「はっ水コーデュロイベーカーパンツ」(1780円)もあわせて展開する。

 防水ウェアのラインアップも拡充する。9月下旬〜10月上旬に発売する「はっ水ライトマウンテンパーカーレイン」(2500円)は、カジュアルなデザインを採用し、「はっ水ライトスカートレイン」(1900円、9月上旬発売予定)とのコーディネートを楽しめるようにした。

 同社の21年3月期の女性衣料の売り上げは、#ワークマン女子の出店などが後押しし、前年比の160%と急増。今期も、全体の成長を牽引するジャンルとして、女性衣料のラインアップ拡充を図る。