求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、転職経験のある男女500人を対象に「転職しないほうがいいと思うケースに関する意識調査」の結果を発表した。転職経験のある人に、転職を思いとどまったほうがいいと思う転職理由・ケースは何か聞いたところ、1位は「人間関係に不満」(156人)だった。

 次いで2位は「仕事内容に不満」(103人)、3位は「収入に不満」(63人)、4位は「転職理由があいまい」(32人)、5位は「現職の給料・福利厚生が充実」(26人)だった。

 1位の「人間関係に不満」と回答した人からは、「現状の人間関係がいつまでも続くわけではない。仕事内容・給料に不満がなければ辞めるのはもったいない」(20代女性)、「人間関係がしんどいから転職したいだけなら、転職はやめた方がいい。どこにいっても人間関係はしんどい」(40代女性)といったコメントが寄せられた。

 2位の「仕事内容に不満」と回答した人からは、「仕事がつまらないのは今だけかもしれないから。また交渉次第で現状を打破できる可能性があるかもしれない」(30代女性)、「面白くない仕事を面白くしてこそ自己の成長がある。仕事が面白くないからと辞める人は次の職場も同じ理由で辞める」(60代以上男性)という意見があった。

 3位の「収入に不満」については、「給料が高くても、残業時間が増える可能性がある。給料だけで転職しないほうがよい」(30代男性)や、「いくら給与が良くても『休日返上』など働き方に問題がある職場もあるから」(40代女性)といった声が聞かれた。

 日本労働調査組合(東京都足立区)が21年4月に行った「仕事の退職動機に関するアンケート調査」では、仕事を辞めたいと考えている理由について、同率1位が「職場の人間関係」と「評価、待遇に不満」で38.6%、3位が「仕事の進め方が非合理」で26.5%だった。コロナ禍でテレワークや在宅勤務が導入されても、人間関係に悩む社会人はまだ多いことがうかがえた。

 今回の調査は、転職経験のある人を対象にインターネットで実施した。期間は21年8月10〜25日、有効回答数は500人(女性274人、男性226人)。