NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレンドリサーチは、きらくハウス(山梨県富士川町)と共同で、全国の男女2919人を対象とした「家を建てる時の優先度」に関するアンケートを実施した。その結果、家を建てた際に最も優先したことは「予算」だったことが分かった。

 「家を建てて住んだことがある」と回答した1616人のうち、39.7%が「予算を優先した」と回答し、最も多い結果となった。次いで、「環境」が33.2%、「建物」が27.0%となった。

 予算を最優先とした理由として「こだわりを詰め込んでしまうと金額が上がる一方だから」(20代/女性)、「現実的な金額(ローン)で、無理なく過ごしたいから」(30代/女性)、「快適に住むことが第一と考えるため、経済面で無理のないなかで希望をかなえる工夫をする」(60代/男性)といった回答が寄せられた。

 「家を建てて住んだことがない」と回答した1303人に「家を建てるとしたら何を最優先にしたいか」尋ねた。その結果「予算」が48.2%で最多となった。約半数の人が予算を最優先にしたいという結果になった。

 その理由としては、「思い通りの住宅を求めると、予算がたくさんかかるから」(50代/男性)、「家を建てることにお金をかけることで、生活苦になることはさけたい」(40代/女性)、「支払能力が第一優先事項で、購入後にお金の心配がないようにしたいから」(60代/男性)という意見があった。

 次いで、「環境」(35.3%)、「建物」(16.5%)と続いた。環境と答えた人からは「基本的に徒歩圏内で公共交通機関が利用できることを重視したかったため」(50代/男性)といった駅までの利便性や、「家がどんなに魅力的でも、治安が悪ければ住みづらいと思うので」(40代・男性)という治安の良さを重視する声もあった。

 建物と回答した人からは「自分の住みやすい間取りと近所の音が気にならないようしたいので」(60代/男性)という間取りや防音性を重視する意見や、「今住んでいる家は耐震性に不安がある」(70代/男性)と、地震対策を気にする回答もあった。

 実際に家を建てた人もそうではない人も、最優先するのは「予算」という意見が多く、環境や建物などに希望を持っていても、予算的に無理をしてまで優先する人は少ない結果となった。

 調査は2021年9月4〜8日にインターネットで実施。本調査では、建売戸建てなどを購入した人も「家を建てた」として集計している。