2020年7月のレジ袋有料化から1年以上が経過した。インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代田区)の「使い捨てプラスチック製品」に関する調査によると、レジ袋が有料なことに対し「不便派」が「不便でない派」を上回ったことが分かった。

 レジ袋有料化に対し、「不便に感じる」(20.1%)、「やや不便に感じる」(24.2%)と回答した「不便派」は44.3%だった。一方、「不便に感じない」(20.7%)、「あまり不便に感じない」(20.4%)と回答した「不便でない派」は41.1%。3.2ポイント不便派が上回ったものの、ほぼ同割合という結果になった。

 レジ袋有料化前と比べて、環境問題に関して意識や行動で変化したことは何かを聞いた。最も多かったのは「エコバッグ・マイバックを持ち歩くようになった」(72.8%)、次いで「ゴミの分別やリサイクルへの関心が高まった」(22.8%)、「ゴミを減らすよう意識するようになった」(20.7%)と続いた。

 次に、使い捨てのプラスチック製品や容器の利用を意識するか聞いた。「意識する」は17.9%、「まあ意識する」は42.4%で、女性や高年代層で意識する人の比率が高かった。

 一方、「意識しない」は6.3%、「あまり意識しない」は13.3%と若年層の比率が高い傾向で、男性10〜30代では各4割前後が「意識しない」と答えていた。

●使い捨てのプラスチック製品や容器で、普段使うもの・もらうものは?

 使い捨てのプラスチック製品や容器で普段使うもの・もらうものは何か尋ねた。1位は「ペットボトル」(76.9%)、次いで「食品トレイ」(70.6%)、「プラスチック製の容器・袋の商品」(65.4%)の順。「無料レジ袋」(35.2%)は、19年調査時の63.7%よりも大幅に減少した。

 使い捨てのプラスチック製品や容器で、普段の生活であった方がよいと思うもの1位は「ペットボトル」(52.5%)だった。2位は「スーパーなどにある無料のポリ袋(小さいビニール袋)」(42.6%)、3位は「無料レジ袋」(33.9%)。

 19年調査と比べ、「スーパーなどにある無料のポリ袋」が約10ポイント増加した。レジ袋有料化が影響していると推測される。

 使い捨てのプラスチック製品や容器についての考えを聞いた。最も多かったのは「使い捨てのプラスチック製品は便利」で44.9%、次いで「過剰包装が多すぎる」が42.4%、「プラスチック製品・容器は、ゴミがかさばる」が41.0%だった。

 「プラスチック製品・容器は、ゴミがかさばる」「プラスチック製の製品が多すぎる」「環境にやさしくない」など環境に配慮した回答は、女性や高年代層での比率が高い傾向が見られた。

 使い捨てのプラスチック製品や容器に関して、実施していることを尋ねた。1位は、「エコバッグ・マイバックを使う」(73.6%)、次いで「有料レジ袋は買わない」(64.1%)、「詰め替え用を買う」(51.3%)と続いた。

 上位項目は、女性や高年代層の比率が高く、8位の「マイボトル・タンブラー、マイカップを使う」なども、女性比率が高かった。男性10〜30代では「特にない」が約25%と他の層より高く、実施していない人が多いようだ。

 今回の調査は 、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に、インターネットで実施した。期間は21年9月1〜5日、有効回答数は1万134人。