求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、「フリーターから正社員への就職で不安なことに関する意識調査」の結果を発表した。フリーターから正社員への就職で最も不安なことは、「自由度が低くなる」(125人)だった。

 2位は「転職活動そのもの」(77人)、3位は「職場の人間関係」(76人)、4位は「責任に耐えられるか」(72人)、5位は「仕事がこなせるか」(55人)であった。

 1位の「自由度が低くなる」と回答した人からは、「自分の時間が自由に持てなくなる」(20代女性)、「自分の体調や家族の体調が悪くても、簡単には仕事を休めないところが不安」(40代女性)という声が聞かれた。また、正社員について「家庭よりも仕事を優先しないといけないイメージ」を抱いている人がいた。「正社員だと副業NGのところが多いから」「副業がやりにくくなる」という意見もあった。

 2位の「転職活動そのもの」と回答した人からは、「履歴書にずっとフリーターだったことを記載すると、就職に不利になりそう」(30代男性)といった意見があった。「就職・転職市場ではいまだにフリーターへの風当たりが強い。フリーター=正社員として就職できなかった人と考えず、熱意があるなら正社員として採用される環境になってほしい」という希望を寄せた人もいた。

 3位の「職場の人間関係」と答えた人は、「自分より年下の方が上司になることがあるのではないかと不安がある」(30代女性)、「人間関係でトラブルに巻き込まれないかなど不安に感じる」(40代女性)という声があった。

●正社員になりたいと思うか

 正社員になりたいか聞いたところ、「すぐにでもなりたい」「いずれはなりたい」と答えた人が、合わせて56.6%だった。

 正社員になりたい理由は、「生活が安定するし、保険や年金も職場で入れるので将来への不安が減る」(20代女性)、「福利厚生やボーナスなど、同じ仕事をしていても格差を感じるから」(50代男性)という声が聞かれた。主に「収入を増やしたい」「社会保険がほしい」「安定した生活をしたい」などの理由が多かった。また「いずれはなりたい」と答えた人からは、「今は自由な時間がほしい」「子どもが大きくなったら正社員になりたい」などの回答もあった。

 正社員になりたくない理由としては、「以前は正社員で働いていたが、責任が重いわりに給料が少なかったため」(20代女性)、「個人事業主との複業を目指しているため」(40代女性)という意見が聞かれた。

 今回の調査は、フリーターの男女を対象にインターネット上で実施した。期間は21年8月12〜22日、有効回答数は500人(女性343人/男性157人)。