複数の拠点で生活する人は9%――そんな結果が、インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代田区)の「二地域居住・複数拠点生活」に関する調査で分かった。

 主な住まいとは別に一定期間生活する場所があるか聞いたところ、「ある」と答えた人は9%だった。目的・理由は何かの問いに最も多かったのは「単身赴任・転勤など」が1.9%、次いで「親や祖父母などの介護や世話・見守り、サポートが必要」が1.8%、「気分を変えたい」が1.1%だった。

 複数の拠点で生活する人に別拠点に通う頻度を聞いた。最も多かったのは「週1回以上」で22.2%、次いで「月1回程度」で16.0%、「月2〜3回」が14.5%だった。

 別拠点への移動にかかる時間は、1位が「1〜2時間未満」(19.3%)、次いで2位が「30分未満」(17.0%)、3位が「2〜3時間未満」(17.3%)で、北海道居住者や通う頻度が月1回未満の層では「5時間以上」の比率が高くなった。

●複数拠点生活に興味があるか?

 複数拠点生活に興味があるかを尋ねたところ、「興味あり(ややを含む)」は27.0%、「興味なし(あまりを含む)」は52.4%。興味ありと答えたのは、世帯年収が高い層で多かった。

 今後、機会があれば複数拠点生活をしたいと思うかどうか聞いたところ、「したいと思う」が8.8%、「ややしたいと思う」が17.4%で、世帯年収が高い層で高かった。一方で「したいと思わない」が33.8%、「あまりしたいと思わない」が17.0%と、したいと思わない人は合わせて5割強いることが分かった。

 新たな生活スタイルについて、機会があれば生活してみたいと思うものを聞いたところ、「生活拠点は都市部で、ときどき地方部で暮らす」が16.8%、「平日と休日、仕事とプライベートなどで複数の生活拠点を使い分ける」が15.4%、「定額制のホテル宿泊プラン」が10.5%だった。「平日と休日、仕事とプライベートなどで複数の生活拠点を使い分ける」は若年層で高い傾向で、特に女性の10〜20代で比率が高い傾向が見られた。

 今回の調査は 、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に、インターネットで実施した。期間は21年9月1〜5日、有効回答数は1万140人。