ワークマンは10月15日、「#ワークマン女子」を東京都墨田区の商業施設「アルカキット錦糸町」にオープンした。初めて都内繁華街での出店となる。同社はアルカキット錦糸町店を旗艦店と位置付け、全国924店中で1位の年間6億円の売り上げを狙う。

 同店は、JR錦糸町駅北口から徒歩20秒のアルカキット錦糸町3階に位置する。店舗を構えた理由について担当者は、「総武線沿線は通勤で使う人が多く、中でも錦糸町は特ににぎわっている。テナントの有力チェーンの中には全国1〜2位の売り上げを記録する店舗もあり、集客が見込めると判断した」と説明する。

 同店の目玉となるのは、Z世代の大学生とコラボした“フォトスポット”だ。これまで#ワークマン女子は、ショッピングモール内に5店舗、ロードサイドに2店舗の計7店舗を出店し、その全ての店舗にフォトスポットを設置している。

 同店舗では、SNSへの投稿率をさらに上げるため、デジタルが当たり前の時代に生まれた日本大学商学部水野ゼミの学生にアイデアを求め、店内入り口にはゴリラとキャンプデートしているように撮れるフォトスポットや、自由にメッセージが書き込める鏡などを設置。

 同社によると、来店客の3〜4%がSNSで店舗や製品を発信すると「バスる」店になるといい、ピンクのブランコなどの仕掛けを作った「コレットマーレ店」(横浜市)のインスタ投稿率は6%で、同業態でトップの繁盛店だという。

 アルカキット錦糸町店では、フォトスポットでのSNS投稿率5%を目標とし、SNSだけで十分な集客ができる店舗を目指すとしている。

●ママ楽をテーマに製品開発

 同店舗の製品構成は女性2割、男女兼用のアウトドアウェアなどが6割、男性2割で、作業服と作業用品は扱わない。入り口付近に女性向け商品、その横にジュニアサイズ、また店内奥にはアウトドア用品、男性製品と並び、家族連れや女性の集客を見込んだ店舗とした。

 さらに担当者は「子どもの頃からワークマンに親しんでもらうことにより、成長し世代が変わっても当社製品を引き続き使ってもらう狙いもある」と説明する。

 新製品には、電熱ヒーターを付けた防寒対策品や「ママ楽」をテーマにした子育て中の母親を応援する製品などがある。これらの商品は、女性向けの機能を強化したり、デザイン性を向上させたりしている点が特徴だ。

 また同社は、今回の出店をきっかけにモール店は首都圏と関西圏の主要駅の駅前や駅近にあと10店程度出店する見込みだ。さらに都会のモール店で知名度を上げて、路面店は今後10年で400店を全国に展開する予定だという。

 担当者は「飽きない店舗づくりを意識し、リピーターを狙っていく」と説明。「高機能で低価格なワークマン製品を買い回ってもらいたい」と話した。