パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、仕事に対する満足度調査を実施した。調査内容のうち、女性の回答に絞って集計した結果をランキング化したところ、「女性の仕事満足度 職種ランキング」の1位は「品質管理・品質保証・分析・評価(医療系)」、2位は「研究(医療系)」、3位は「経営企画・事業企画・営業企画・新規事業開発」という結果になった。

 本調査では、現在就いている職種について、「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間(残業・休日など)」「職場環境(社風・周囲の社員など)」の5つの指標別に、満足度を100点満点で回答してもらった結果を各ランキングとしてまとめた。

●総合満足度1位

 女性の総合満足度1位は「品質管理・品質保証・分析・評価(医療系)」で、昨年のランキング圏外から飛躍的に順位を上げた。これは近年メーカー各社が人員の増員を進めている点、また特に医薬品製造では品質を保持するために役割が明確化され、効率的に仕事を進められる点が「労働時間」の高い満足度につながっていると考えられる。

 実際に「品質管理・品質保証・分析・評価(医療系)」として働く人からは、「命を救う仕事をしていると実感できる」「コロナの影響で病院内でも不可欠な仕事になった」などの声が寄せられている。

●2位は「研究(医療系)」

 2位の「研究(医療系)」も、昨年の12位から大きく順位を上げた。研究系の職種は大学院修士もしくは博士課程終了後に就業するケースが多く、他職種と比較して実際の仕事内容とやりたいことの一致度合いが高いといえる。またコロナ禍でこれまで以上に医療の必要性が求められる中で、研究を通じて社会に貢献したいと考える人が増加傾向にあるようだ。

 「研究(医療系)」の人からは、「患者さまに喜んでもらえて、役に立つ仕事だと思える」「仕事は大変だが、やりがいのある内容で誇りを持てている」といったコメントがあった。なお今回のランキングでは、上位20位に4位の「薬事」、11位の「臨床開発関連」を含めた医療系専門職4つがランクインしている。

●3位は「経営企画・事業企画・営業企画・新規事業開発」

 3位の「経営企画・事業企画・営業企画・新規事業開発」は、昨年より2つ順位を落としたものの、依然として仕事満足度は高く、指標別満足度「給与・待遇」では1位を獲得。

 実際に「自分の企画が評価された」「自分の取り組みが実績につながり、今も続いている」といった意見が寄せられ、自分の裁量で仕事ができて達成感につながっていることや、給与と待遇のバランスに満足している人が多い様子が見受けられた。

●「総合」平均点は60.1点

 2021年の女性の職種別平均総合点は60.1点(昨年60.0点)と、昨年とほぼ同じ結果となった。

 また指標別の平均点は、「仕事内容」が64.1点(昨年64.1点)、「給与・待遇」が54.2点(同54.4点)、「労働時間(残業・休日など)」が69.8点(同69.8点)、「職場環境」が63.2点(同63.2点)となり、こちらも昨年とほぼ同様の結果だった。

 パーソルキャリアは以下のようにコメントしている。

 「新型コロナウイルスの流行から約2年、コロナ禍での個人の働き方も大きく変化した。昨年調査時(20年8月)と比較して、仕事の満足度が上がったと回答した人からは、在宅勤務・リモートワークが導入されたことによる満足度の向上がうかがえ、特に子育て中の世代は仕事と家庭の両立が叶うようになったという声が多かった」

 その一方で、以下のような課題も指摘した。

 「仕事の満足度が下がったと回答した人からは、コロナの影響が給与に大きく及んだこと、コロナ禍でも会社の体制や働き方が全く変わらないことに対する不満の声も多く、企業の対応に不信感を抱く人も少なくないようだ。またリモートワークを好意的にとらえる人が増加する一方で、コミュニケーション不足への不安や不満の声も多く、時間や場所の管理に苦心している様子もうかがえる結果となった」

 当調査は8月19日〜8月23日の間、ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査にて、22歳〜59歳の正社員として働く男女を対象に実施。有効回答数1万5000件を元に、各ランキングを作成した。