クチコミ就職情報サイト「楽天みん就」を運営する楽天グループは、2023年卒業予定の学生を対象に実施した「楽天みん就 2023年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」の結果を発表した。ランキング1位は、2010年の調査開始以来13年連続で1位を獲得した「NTTデータ」だった。

 同ランキングは、「楽天みん就」に登録している学生が、調査対象企業199社から志望する最大7社を選択し、上位5社について各企業の志望理由を「仕事」「会社」「雇用」「採用活動」「志望職種」の5つの観点において回答し、「楽天みん就」がポイント化して集計した。

 2位の「楽天」は昨年と同じく順位を維持し、3位の「伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)」は昨年5位から順位を上げランクインした。4位は「富士通」、5位は「ヤフー」、6位は「Sky」、7位は「アクセンチュア」、8位は「グーグル」、9位は「SCSK」、10位は「LINE」と、トップ10社は順位の入れ替わりはあったものの顔ぶれは変わらず、サービスの知名度が高い企業が昨年に引き続きランクインした。

●「安定していそう」な会社が堅調

 「会社の魅力」ランキングの「安定していそう」の項目に着目したところ、1位は「東京海上日動システムズ」(昨年総合30→18位)、2位は「MS&ADシステムズ」(同53→36位)、3位は「NTTデータ アイ」(同26→23位)だった。

 トップ10はユーザー系企業とNTTグループ企業が目立ち、10社中9社が総合順位トップ30にもランクインした。特に、「ニッセイ情報テクノロジー」(昨年総合51→28位)など、大手企業から情報システム部門を独立させたユーザー系企業が大きく順位を上げた。

 またNTTグループ企業は、5位のNTTコミュニケーションズ(同17→15位)、6位のNTTデータ(同1→1位)、7位のNTTコムウェア(同19→16位)と4社がランクインし、総合ランキングでも4社すべてがトップ30にランクインした。

 調査を実施した楽天グループは「学生から『安定していそう』と思われている企業が順位を上げていることから、志望する企業に『安定感』を求める学生が増えている傾向がある」とコメントした。

 今回の調査は、23年卒業予定学生のみん就会員を対象に、インターネットで行った。期間は21年4月8日〜22年3月25日、有効回答数は2332人。