●仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 大東建託(東京都港区)は居住満足度調査を実施し、その結果を「いい部屋ネット 住みたい街 ランキング2022<首都圏版>」として集計した。その結果、住みたい街ランキングの1位は「世田谷区」、2位は「港区」、3位は「武蔵野市」となった。

 「住みたい街(自治体)ランキング」の1位は、昨年まで3年連続で2位にランクインしていた「世田谷区」だった。世田谷区は田園都市線・小田急線・京王線など複数の路線を利用できることから交通利便性が高く、都心寄りには下北沢・明大前・三軒茶屋といった個性のある街もある。

 2位は昨年1位だった「港区」、3位は昨年も3位にランクインしていた「武蔵野市」となった。

●住みたい街の駅は4年連続「吉祥寺」がトップ

 「住みたい街(駅)ランキング」の1位は、4年連続で「吉祥寺」(JR中央線)が獲得。同駅は「住みたい街(自治体)ランキング」の3位にランクインしていた「武蔵野市」に位置し、新宿・渋谷への交通アクセスが良い。駅周辺には大規模店舗や、多くの商店街などもある。

 2位も4年連続で「横浜」(JR東海道本線)が、3位は昨年4位の「みなとみらい」(みなとみらい線)がランクインした。

●男性は繁華街、女性は郊外を好む傾向

 「住みたい街ランキング」の回答者を属性別に見ると、20〜60歳以上の全ての年代において、昨年と同様1位は「吉祥寺」、2位は「横浜」という結果になっていた。

 3位以降では昨年に引き続き、20〜30歳代で中目黒・恵比寿・新宿など東京23区の人気が高い一方、年齢が上がるにつれ、鎌倉・大宮・浦和など郊外の駅の順位が上がる傾向が見られた。

 また男性では東京や新宿、渋谷などの繁華街がある駅を好む傾向にある一方、女性や50歳未満の子どもがいる夫婦では、鎌倉や浦和、流山おおたかの森といった郊外の街を好む傾向があった。さらに年齢が上がるにつれ、「住みたい街は特にない」「今住んでいる街に住み続けたい」の比率が上昇する傾向も見られた。

●「交通利便性」の高さが住みたい理由に

 回答者にその街に住みたい理由と住みたくない理由、街との関係性と住む可能性、居住都県について尋ねた。その結果「住みたい理由」には、「交通利便性が高いから」(37.3%)、「生活利便性が高いから」(36.6%)、「イメージが良いから」(32.8%)と回答した人が多かった。

 「住んでいない理由」は「家賃が高くて払えそうにないから」(30.5%)が最も多く、以降「不動産の価格が高くて買えそうにないから」(24.0%)、「物価が高そうだから」(21.1%)といった意見が多かった。

 「街との関係性」を見ると、「住みたい街にはよく遊びに行く」(37.7%)、「特にない」(29.0%)という結果になった。「住みたい街に住む可能性」については、「現実的には一生住まないと思う」(44.5%)、「住みかどうかわからない」(31.5%)という回答が多かった。

 「住みたい街(自治体)(駅)ランキング」は3月8〜29日、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)に居住する、成人男女5万3853人を対象に調査を行った。