リクルートが運営するリクルート進学総研は「進学ブランド力調査2022」の結果を発表した。23年に大学受験を控えた高校3年生が「志願したい」と考えている大学を、住む地域ごとにランキング化。関東エリアでは早稲田大学、東海エリアでは名城大学、関西エリアでは関西大学がそれぞれトップだった。

 関東エリアの2位は明治大学、3位は青山学院大学。4位以下は、立教大学、慶應義塾大学、中央大学、日本大学、法政大学、千葉大学、上智大学と続く。上位10校のうち、千葉大学を除いた9校が私立大学となった。

 国立大学のトップは9位にランクインした千葉大学。筑波大学(13位)、横浜国立大学(14位)、埼玉大学(17位)、東京大学(19位)となった。昨年21位から大きく順位を上げた横浜国立大学は、一般選抜の個別学力検査を実施せず、大学入学共通テストの得点を用いることを発表した。

 文理別では、文系は「早稲田大学」(昨年3位)が3年ぶりの1位、理系は「明治大学」(昨年3位)が6年ぶりの1位となった。

●東海エリアの人気大学は?

 東海エリアの2位は名古屋大学、3位は南山大学という結果に。4位以降は、中京大学、名古屋市立大学、静岡大学、岐阜大学、三重大学、愛知学院大学、中部大学だった。関東エリアよりも国公立大の人気が高い傾向が見られた。

 文理別では、文系は2年連続で「南山大学」が1位に、理系は5年ぶりに「名古屋大学」(昨年2位)が1位となった。

●関西エリアの人気大学は?

 関西エリアの2位は近畿大学で、3位は大阪公立大学。4位以降は同志社大学、関西学院大学、神戸大学、大阪大学、立命館大学、龍谷大学、京都産業大学と続く。男女別では、男子は「近畿大学」(昨年2位)が4年ぶりの1位、女子は15年連続で「関西大学」が1位となった。

 文理別では、文系は14年連続で「関西大学」が1位、理系は22年4月に大阪市立大学と大阪府立大学が統合し開学した「大阪公立大学」が1位となった。

●大学イメージ別調査結果

 「校風や雰囲気が良い」イメージは、関東エリアでは早稲田大学(昨年2位)、東海エリアでは東京大学(昨年2位)、関西エリアでは同志社大学」(昨年1位)がそれぞれ1位となった。東海の自エリア校を見ると、6位「名古屋大学」が最も高く、ランクイン数は4校で、こうしたイメージが明確な大学が少ない様子がうかがえる。

 「おしゃれな」イメージでは、関東・東海エリアでは青山学院大学(両エリア昨年1位)、関西エリアでは同志社大学(昨年3位)がそれぞれ1位となった。関東エリアでは青山学院大学が調査開始以降15年連続で1位となった。

 リクルート進学総研所長の小林浩氏によると、進学先を検討する際に、「就職に有利」「教育方針・カリキュラムが魅力的」「卒業後に社会で活躍できる」といった点を重視する学生が増加しているという。また、文理に関わらない「情報」や「工学系」分野の希望者が2年連続で増加した他、全体として年内入試へのシフトが加速していることから、早期に志望校を絞り込む動きが高まっている。同氏は「大学側は早期に高校生の認知を高め、第一志望群に入っておく必要性がある」と指摘している。

 調査は、リクルートが運営するサービス「スタディサプリ」の会員(関東・東海・関西エリアの高校に通う23年3月卒業予定者)を対象に郵送で実施した。有効回答数は5334人で、調査期間は3月31日〜4月28日。