スポーツ動画配信サービス「DAZN」を運営するDAZN Japan Investment(東京都港区)は7月30日、サッカーのフランス1部リーグ「リーグアン」の放映権を獲得したと発表した。8月6日の開幕戦から独占配信する。リーグアンでは、2022-23シーズンから日本代表の南野拓実選手(モナコ)、伊東純也選手(ランス)など4選手のプレーが決まっており、日本人が所属するリーグの試合を配信することで、ユーザー拡大を目指す。

●「5大リーグ」の一角 メッシやネイマールもプレー

 リーグアンはイングリッシュ・プレミアリーグ(EPL、イングランド)、ラ・リーガ(スペイン)、セリエA(イタリア)、ブンデスリーガ(ドイツ)を含めた総称「欧州5大リーグ」の一角として、欧州で高い人気を誇る。1932年に創設され、beIN SPORTSを独占ブロードキャスターとして、世界200以上の国・地域で放送されている。

 リーグを代表する強豪クラブで、昨季のリーグ覇者PSG(パリ・サンジェルマン)にはフランス代表のキリアン・エンバペ選手、ブラジル代表のネイマール選手、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手ら多くの国際的スター選手が所属。今季は、リーグ連覇とともに史上最多11度目のリーグ優勝を狙う。

●南野・伊東が仏移籍 川島やオナイウもプレー

 日本人では南野・伊東両選手に加え、川島永嗣選手(ストラスブール)、オナイウ阿道選手(トゥールーズ)もプレーする。8月6日の開幕戦ではモナコとストラスブールの日本人所属クラブ同士の対戦が決まっている。

 DAZNはこれまで保有していたEPLの独占放映権を喪失。新たに韓国ECLAT MEDIA GROUPが手掛ける動画配信サービス「SPOTV NOW」が今後3シーズン、日韓両国で独占配信すること決定している。

 7月にはサイバーエージェントに放映権の一部を「サブライセンス」として売却し、「ABEMA」でも冨安健洋選手(アーセナル)の出場試合など114試合の配信が決まった。

 DAZNは今後もSPOTV NOW側との協議を続ける方針を示しているものの、新シーズン開幕が約1週間後に迫っており、DAZNでのEPL配信は絶望的となっている。

 DAZNが1月に発表した「ライブコンテンツ視聴ランキング2021」では、視聴者数トップ10のうち、3コンテンツがEPLの試合となっており、DAZNにとってEPLは目玉コンテンツの一つ。放映権喪失に伴う解約数増加が懸念されていたが、日本代表の主力選手がプレーするリーグの独占放映権を新たに取得することで、ユーザー流出に歯止めをかけたい形だ。