カルビーは8月2日、2023年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は653億円(前年同期比9.1%増)、営業利益は53.6億円(同22.7%減)、純利益は45.5億円(同8.1%減)だった。国内外スナック好調により、売上高・利益ともに会社の期初計画は達成された。

 増収の要因は、国内が社会経済活動の正常化に伴ってスナック売り上げが伸長した点、海外は北米・中華圏が牽引した点が挙げられる。減益の要因としては、国内がコストの高騰を価格と規格の改定でカバーできなかった。

 海外は北米が貢献し増益したが、中国のゼロコロナ政策による上海・北京の都市封鎖は利益計画の足を引っ張った。海外売上比率は年々上がっている。21年3月期が22.8%、22年3月期が26.3%、23年3月期が27.9%の予定だ。地域別には、中国(香港含む)31%、次いで北米25%、その他アジア・豪22%、英国12%、インドネシア10%となる(22年3月期)。国内・海外とも原材料高や海外への輸送コスト高騰という逆風が吹く中、期初計画は変更していない。

 カルビーは同日、今秋のスナック菓子の本格値上げを発表した。通常なら値上げは売上高ダウンにつながるが、カルビーは新商品導入とおみやげ用の投入で挑む計画だ。

 昨年度からのばれいしょ不足に伴う、ポテトチップスの販促抑制期間の長期化は足元で響いた。国内の商品構成は、主力のポテト系(そのうち、ポテチが3分の2、じゃがりこが3分の1)が全体のほぼ6割を占めて、小麦系スナックとコーン系スナックが続く。シリアルは全体の1割強だ。