日清食品ホールディングス(以下「同社」)は8月4日、2023年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は1493億円(前年同期比12.7%増)、既存事業コア営業利益(新規事業にかかる損益および非経常損益としての「その他収支」を控除した指標)は134.3億円(同1.3%増)だった。

 国内については今四半期中に値上げを行い、一時的に売り上げは減収となったが、日清食品「カップラーメン」ブランド力は強く、バラエティーに富んだ高単価から低価格までのラインアップで乗り切った。海外については、米国が原材料・物流費・人件費の高騰で収益がダウンしたが、中国、ブラジルが増収増益の鍵となった。

 同社は日清食品・明星食品・ぼんち・湖池屋というおなじみのブランドを有する。国内のカップ麺では約5割のシェアを有し、即席麺で攻勢をかける。また、ぼんち・湖池屋といった製菓事業を強化中である。

 5月には、楽天グループと包括的パートナーシップ協定を締結し、「完全栄養食」の楽天市場での展開や楽天の社食導入で提携中だ。既に、「完全メシ」としてラ王、カレーメシなどが楽天市場で買える。国内で盤石な地盤を固め、一旦ブレーキだった米国でプレミアム商品の推進が実現できれば、海外事業はより強固な軸となろう。