令和トラベル(東京都渋谷区)の調査研究機関・令和トラベル研究所は、「リベンジ海外旅行 攻略ランキング」を発表した。6つの指標から、今行きやすい国をランキング化したところ、1位は「タイ」、2位は同率で「ハワイ」「韓国」となった。

 1位を獲得したタイには、人気の渡航先として、大都会でありながら寺院巡りなども楽しめるバンコクや、遺跡の街アユタヤ、美しいビーチリゾート地であるプーケットなどがある。日本と比べ物価も低く、ここ数年での物価上昇率も抑えられている。

 また、7月1日から、従来求めていた入国時の事前申請やコロナ治療費などを含む医療保険への加入を廃止とした。有効なワクチン接種証明書があれば入国時のPCR検査を不要とし、マスクの着用義務も撤廃されている。

 2位にはハワイがランクインした。早くから入国規制の緩和を進めており、現在はワクチンを2回接種すれば、入国時のPCR検査を不要としている。マスク規制もない。

 夏休みシーズンには日本からの渡航も徐々に戻り、現地も活気が戻りつつはあるものの、観光客利用の多いショッピングセンターや、一部レストランなどは閉鎖中のところもあり、完全回復までには至っていない状況だ。

 同率の2位は、韓国だった。コロナ禍のステイホームで「第4次韓流ブーム」が起き、エンタメにも熱視線が集まる。また、10月末まで観光ビザ不要措置延長の決定、韓国入国前のPCR検査も不要となり、一気に渡航しやすくなったことも、前回からのランキング上昇の要因となった。

 現地はまだ訪問者数の回復は進んでおらず、これまで日本人を含む外国人観光客に人気のあった明洞や東大門エリアは閉店・休業が目立つ状況だ。一方で、弘大や江南、梨泰院など新しいエリアに注目が集まっている。

●4位以降

 4位は、欧州で唯一トップ5にランクインしたフランスだ。おしゃれな街の代表格パリ、ワイナリー巡りを楽しめるブルゴーニュ、リゾート地として人気の南仏といった人気観光地が目白押しとなっている。

 早くからワクチン接種証明書も不要で、渡航条件はコロナ前同様に緩和されている。海外からの訪問者数は、コロナ前の7割以上の水準に回復し、マスク規制もない。一方で、燃油高の影響を大きく受け、ウクライナ情勢による航路変更で、フライト時間が通常より2〜3時間長くかかる点が日本からの渡航者にとっては懸念点になりそうだ。

 同率4位は、マレーシア。都会の観光を楽しめるクアラルンプールや、ペナン島、ランカウイ諸島などの美しい島々が人気を集める。

 入国時のPCR検査は不要だ。やや円安の影響を受けているものの、もともとの物価水準はタイよりさらに低く、物価上昇率も調査対象国の中で最低水準のため、現地滞在費を抑えられる点が魅力となる。屋内や公共交通機関におけるマスク着用は必要だ。

 当調査は、18の国・エリア(日本人渡航者上位20の国・エリアのうち、観光入国がまだ認められていない中国と台湾を除いた国)を対象に実施。6つの指標(渡航条件、フライト時間、燃料高、滞在費用(物価・為替)、訪問者数回復、マスク規制)をもとに評価した。