東急百貨店と日立製作所は、東京・渋谷にある「東急百貨店本店」「渋谷ヒカリエ ShinQs」「+Q(プラスク)ビューティー」(渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 6階)の3店舗において、日立の小型無人店舗サービス「CO-URIBA(コウリバ)」を活用した実証実験を開始する。お客の属性・行動データなどに基づき各店舗への送客・誘導につなげる。

 具体的には、対象売り場や店舗を利用したお客を対象に、各店舗のフロア内に設置したCO-URIBAで、他店舗で取り扱う化粧品ブランドのサンプルやサービスチケットなどを配布する。商品棚と天井に高精度センサーを設置し、利用者の行動ログといったデータを収集、アンケート結果などと組み合わせて分析し、LINEによる販促やサイネージ広告による誘導といったさまざまなマーケティング施策を展開する。

 実証実験を通じて両社は、「CO-URIBAの有用性や利用者のニーズなどを検証するとともに、店頭では知りえなかったお客さまの潜在ニーズや興味関心を発掘し、さらなる顧客体験価値やサービスの向上に向けて取り組みを進める」としている。

 東急百貨店は、2023年1月31日の東急百貨店本店の営業終了も見据え、お客のさらなる満足度向上に向けた取り組みを検討している。中でも、コスメ&ビューティーは、食品と並ぶ重点分野と位置付けており、同エリアで異なるコンセプトで展開する渋谷ヒカリエ ShinQs、+Q ビューティーの各フロアの相互利用、強化を進めている。

 実証実験はコスメティックフェア期間中の9月15〜21日、10月27日〜11月9日の2回において実施する。2回目の実証では、さらに質の高い顧客体験の提供をめざすほか、収集データを活用したより緻密なマーケティング施策の企画や展開、効果検証も行うという。