三菱地所、東宝、出光美術館は、東京・丸の内に位置する「国際ビル」と「帝劇ビル」について、共同で一体的に建て替えると発表した。歴史と伝統を継承しながら、文化・芸術の拠点としてさらに発展させ、感性豊かに働き集う魅力あるまちづくりを通し東京の国際競争力を高める。

 「国際ビル」と「帝劇ビル」は、有楽町線をはじめ地下鉄2駅4路線が交差し、JR有楽町駅にも近接する抜群の交通利便性を有する立地で、1966年の竣工以来ビジネス拠点として機能してきた。

 「帝劇ビル」にある帝国劇場は、66年に建て替え竣工した2代目として観劇ファンや俳優から長年愛されてきた。「帝劇ビル」にある出光美術館は、出光興産の創業者である出光佐三が、約70年の歳月をかけて収集した美術品を展示・公開するため開館。現在は国宝2件、重要文化財57件を含む、約1万件のコレクションを有する美術館として国内外から知られている。

 両ビル共に竣工から約56年が経過し、防災対応機能の強化や、ポストコロナ時代の新しい働き方をはじめとするテナントニーズの高度化、脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化など、機能の更新を図る。

 建て替え計画の五体的な内容は今後検討するという。両ビルは2025年をめどに閉館し、帝国劇場・出光美術館は建て替え後の建物内において再開を予定している。