●仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 大東建託(東京都港区)が居住満足度調査を実施し、鹿児島版の「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2022」と「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2022」を発表した。その結果、「住み続けたい街ランキング」は2年連続で、1位は「日置市」、2位は「位姶良市」、3位は「霧島市」となった。

●1位は鹿児島市に隣接する「日置市」

 トップ5は昨年から変動はなく、2年連続でのランクインとなった。1位の「日置市」は「街に誇りがある」「街に愛着がある」でも1位となり、高い評価を得た。県都鹿児島市に隣接する好立地で、ショッピングや医療、仕事など生活における選択肢が30分で広がる地域となっている。

 2位の「姶良市」は、鹿児島県のほぼ中心に位置し、高速道路のインターチェンジやスマートインターが整備されている他、JR駅も5つあるなど、交通のアクセスが良く、県内どこにでも移動がしやすい街だ。「霧島市」は空港や高速道路、鉄道など交通の利便性に優れている。また、北部には風光明媚な霧島山を有し、南部には錦江湾に浮かぶ桜島の姿が望める地域となっている。

●幸福度ランキング1位は「霧島市」

 「街の幸福度(自治体)ランキング」の1位は「霧島市」となった。「霧島市」は「住み続けたい街」で3位にランクインしており、また「街に誇りがある」「街に愛着がある」で2位に入るなど、各ランキングでも高い評価を得た。

 2位を獲得した「奄美市」は、奄美群島の奄美大島に位置する市。名瀬地区、住用地区、笠利地区の3地区で構成されている。また、主要都市へ直行便もあり、交通アクセスの良さも評価された。3位は2年連続で「姶良市」がランクインした。

 調査は2019年〜2022年の間に、鹿児島県居住の20歳以上の男女6189人を対象に実施した。