サイバーエージェントはABEMAで全64試合を無料生中継した「FIFA ワールドカップ カタール 2022」についての数値を発表した。内容は視聴ユーザーの年齢や性別、視聴端末、注目を集めた試合のランキングやTwitterで記録された数字など。試合別視聴者数の1位は、グループステージを首位で通過した日本代表がベスト8進出を懸けて挑んだ「日本対クロアチア」だった。

 2位は勝てば決勝トーナメント進出のなか惜しくも敗北した「日本対コスタリカ」。3位は本大会の優勝国であるスペイン相手に2回目の勝利を果たした「日本対スペイン」だった。

●試合別コメント数ランキングは?

 ABEMAで生中継された試合別のコメント数1位は、12月5日の決勝トーナメント1回戦「日本対クロアチア」の総コメント数(約140万回)だった。

 2位は12月18日の決勝「アルゼンチン対フランス」でコメントされた約100万回。3位は本大会で日本代表の初戦となった「ドイツ対日本」でコメントされた約80万回となった。

 今回ABEMAではTwitter社とさまざまな連携を実施した。Twitterで「ABEMA」もしくは「ABEMAでFIFA ワールドカップ」という言葉が、試合のあった23日間のうち、21日間でトレンド入りを記録。「FIFA ワールドカップ」で単一プラットフォームの名称が試合当日に計21日間トレンド入りすることは日本初だった。

 また、ABEMAのTwitter連携コメント機能を使って、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」を視聴中に投稿されたコメントは約70万件を記録。高い関心度を示す結果となった。

 解説が話題となった同大会の本田圭佑GM(ゼネラルマネージャー)と、ブランド絵文字を共同開発。指定ハッシュタグ(「#本田圭佑」「#本田の解説」「#本田さん」)をツイートすると本田氏の絵文字が出現し、このブランド絵文字を活用した投稿数は約65万件と盛り上がりをみせた。

●YouTube再生数ランキング1位

 ABEMAが運営するYouTubeチャンネル「ABEMA FIFA ワールドカップ カタール 2022 【公式】」で公開された同大会の関連動画の再生回数ランキングも発表した。1位は約600万回再生された、日本代表グループステージ3試合目の「日本対スペイン」で、堂安選手が放った強烈な左足同点弾という結果に。

 速報試合ハイライトがランキング上位を占めるなか、5位には約300万回再生された 「岡田武史×本田圭佑 特別対談@ドーハ」がランクインしている。

 これは日本代表がスペインに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた直後に公開した動画だ。「監督×監督」や「監督×選手」という多様な視点から「日本対スペイン」 の勝因について分析する同動画は、公開からわずか1日で約250万回視聴となり、YouTube急上昇ランク3位を記録した。

 ABEMAでの本大会の放送は、本田圭佑GMの解説も人気で加入者も急増。試合放送中にアクセス制限がかかるなどの現象が起きた。同大会閉幕後も12月31日までフルマッチ映像を無料で見逃し配信する他、23年3月31日まで、試合の名場面を楽しむことができる「ハイライト」も無料配信している。