PGF生命は20〜79歳の男女を対象に、「くらしの総決算2022」と題した調査を実施した。今年の暮らしを明るくしてくれた芸能人を聞くと、1位は「明石家さんま」さんだった。
2位「錦鯉」、3位「サンドウィッチマン」、4位「Snow Man」、5位「川島明」さんと続いた。
スポーツ選手部門では、「大谷翔平」さんがダントツで1位を獲得。2位「村上宗隆」さん、3位「羽生結弦」さん、4位「井上尚弥」さん、「久保建英」さんと続いた。
●今年1年の“お財布事情”を表す漢字TOP3は「減」「無」「貧」
「今年1年の“お財布事情”を表す漢字」を聞いたところ、1位は「減」(124人)だった。回答者からは「値上げばかりでお金がどんどん減った」(60代女性)、物価の上がり幅が大きく、家計支出が多くなり、おこづかいが減った」(60代男性)といったコメントがあった。
2位の「無」(121人)には「お金が足りない」(20代男性)や「お金が貯まらない」(50代男性)といった声が、3位の「貧」(120人)には「家計状態が悪くなった」(60代男性)、「お金の面で我慢することが多かった」(20代女性)といった声が寄せられた。
回答を男女別にみると、男性では1位「無」、2位「貧」、3位「減」、女性では1位「減」、2位「貧」、3位「苦」となった。
●普段財布に入っている金額の平均額は「1万4980円」
次いで「普段、財布にいくらくらい入れているか」と尋ねた。結果は「1万〜1万5000円未満」(26.1%)と回答した人が最も多く、以降は「5000〜1万円未満」(18.2%)、「2〜3万円未満」(13.1%)と続き、平均額は1万4980円だった。
回答を年代別にみると、「1万円未満」の割合は、30代以上では半数を下回ったのに対し、20代では半数(53.6%)を超えていた。「2万円以上」の割合は、20代では19.8%にとどまり、60代・70代(39.5%)と比べて約20ポイントの差があった。
男女・エリア別にみると、財布に入れている金額の平均は近畿の男性(2万1610円)が突出して高かった。
●お金をかけて人生の満足度が上がったもの1位は「旅行」
「今年、お金をかけたことで人生の満足度が上がったもの」について質問したところ、1位は「旅行」(139人)で、かけた金額の平均は14万683円だった。
続く2位は「家電」(78人)でかけた金額の平均は29万4115円、3位は「車」(63人)でかけた金額の平均は351万5317円となっていた。
●来年のトレンドワードは「値上げ」? 4割の人が回答
最後に「来年のトレンドワードになると思うもの」を聞いたところ、「値上げ」(39.4%)と回答した人が圧倒的に多かった。以降は「円安」(28.9%)、「コロナ第8波・第9波」(23.5%)、「ノーマスク」(19.5%)、「コロナ収束」(18.3%)と続き、コロナ関連ワードが上位に複数挙がっていた。
性年代別にみると、30代女性では「産後パパ育休」(20.0%)、60代・70代女性では「オミクロン株対応ワクチン」(31.0%)が全体と比べて10ポイント以上高くなっていた。また、20代・30代女性では「ノーマスク」(順に24.5%、25.5%)と「SDGs」(23.0%、25.0%)、30代男性では「メタバース」(19.0%)が全体と比べて5ポイント以上高かった。
調査は10月5〜6日、インターネットにて実施。調査対象者はネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の20〜79歳の男女、有効回答数は2000人。