飲食店が開発から販売まで手掛ける冷凍食品である「冷凍グルメ」。コロナ禍で飲食店による急速冷凍機導入が加速し、レストランオリジナルの冷凍商品の開発が進んだ他、店頭や自動販売機など購入方法も多様化している。
そこで「ぐるなび総研」を運営するぐるなび(東京都千代田区)は、冷凍グルメについて調査を実施した。どのような業態の飲食店が手掛ける冷凍グルメを食べてみたいか聞いたところ、1位は「イタリアン、フレンチ」(39.5%)だった。
2位は「中華」(35.3%)、3位は「洋食、西洋料理」(32.1%)、4位は「カフェ、スイーツ」(30.0%)、5位は「ラーメン」(27.4%)だった。男性1位は「ラーメン」「中華」、女性1位は全体と同様「イタリアン、フレンチ」が選ばれた。
●冷凍グルメを購入したい場所は?
冷凍グルメを購入したい場所を尋ねたところ、「スーパー、生協」(59.5%)、「ネット通販」(55.7%)が上位を占めた。
冷凍グルメのよいと思う点を聞いたところ、1位は「手軽に調理できる」(48.2%)、2位は「保存性がありいつでも食べられる」(44.4%)、3位は「有名店の味が楽しめる」(36.9%)だった。
●利用したいシーン、予算は?
冷凍グルメを利用したいシーンを聞いたところ、「普段のディナー」(42.4%)、「少し贅沢をしたいときのディナー」(42.1%)が上位を占めた。年代別でみても、ディナーで食べたいという回答が多かった。
冷凍グルメの平均予算を聞いたところ、ランチの平均はが1003.6円、ディナーが1922.1円だった。
●実際にお店に行ってみたくなる?
冷凍グルメが気に入った場合、8割弱が実際にお店に行ってみたいと思うと回答した。特に20代女性は約9割と高い傾向が見られた。
ぐるなび リサーチグループ長の本間久美子氏は、 「今後は飲食店に来店するきっかけづくりとして、またお店の味を伝えるプロモーションツールとしての存在感も増しそうだ」とコメントした。
今回の調査は、20〜60代のぐるなび会員を対象に、インターネットで実施した。期間は2022年12月9〜11日、有効回答数は1000人。