クリームシチューは何と一緒に食べる人が多いのか。「ごはんと食べることが多い」が66.4%に対し、「パンと食べることが多い」が21.5%であることが、ハウス食品(東京都千代田区)の調査で分かった。

 「ごはん派」または「パン派」を都道府県別に見ると、「ごはん派」が最も多いのは「新潟県」(80.0%)、次いで「富山県」(78.9%)、「岩手県」(77.2%)、「山形県」(75.0%)、「福島県」(73.9%)という結果に。全国有数の米どころが上位にランクインした。

 一方、「パン派」が最も多いのは「東京都」(32.8%)、次いで「神奈川県」(31.7%)、「大阪府」(30.6%)、「京都府」(30.0%)、「埼玉県」(28.3%)と続き、ランキング上位には都市部が目立った。

●「わける派」最多の都道府県

 「ごはんと食べることが多い」という人は、「わける派」と「かける派」どちらが多いのか。「わける派」が68.0%、「かける派」が32.0%。都道府県別に見ると、「わける派」が最も多いのは「鳥取県」(80.2%)、次いで「島根県」(79.5%)、「富山県」(78.9%)と、上位には西日本の都道府県が多くランクインした。

 一方、「かける派」が最も多いのは「沖縄県」(61.7%)、次いで「青森県」(49.6%)、「東京都」(48.5%)。1位の沖縄県以外は東日本の都道府県が多かった。この結果について、同社は「沖縄県にはタコライスなどに代表される『混ぜて食べる』食文化があり、ワンディッシュの習慣が根強いことが考えられる」と分析した。

 調査は2月1〜7日、インターネットで実施。調査対象者はクリームシチューを食べる10〜60代の男女、調査人数は8460人(各都道府県で180人ずつ)。