MM総研は、8月7日に2020年6月末時点のポイント/決済サービスの携帯キャリア別利用状況の調査結果を発表した。

 本調査は15〜79歳の男女5万3451人を対象に、Webアンケートで実施。携帯電話の利用者が、契約先のキャリアが提供する各種サービスを「最も利用している」と回答した比率(クロスユース率)を指標としている。ポイントサービス、クレジットカード、QRコード決済、ECサイトの4領域を分析し、携帯電話はメインで利用しているものを対象としている。

 調査結果によると、ポイントサービス、クレジットカード、ECサイトのクロスユース率は楽天モバイル(MNO/MVNO両者を含む)の「楽天スーパーポイント」が74.5%で最も高く、次いでソフトバンクユーザーによる「Tポイント」の37.1%となった。一方、2019年9月調査時と比較して最も高い伸びを示したのがauユーザーの「Pontaポイント」で、7.4ポイント増の18.2%。次いで高かったのはドコモユーザーの「dポイント」で、6.6ポイント増の28.0%だった。これはau PAYブランドへの統一やPontaポイントとの統合、CM投下や利用店舗の拡大といった施策が功を奏したとみられる。

 QRコード決済のクロスユース率では、ソフトバンクユーザーの「PayPay」が40.8%で最も高く、次いで楽天モバイルユーザーの「楽天ペイ」が19.1%となった。ソフトバンクは2019年9月調査時より24.9ポイント、楽天モバイルは9.2ポイント増加し、auユーザーのau PAYは14.2ポイント増の15.9%で、ドコモユーザーの「d払い」の15.7%を上回った。ソフトバンクは携帯料金支払いでPayPay残高を使えるようにし、長期継続特典を期間限定TポイントからPayPayボーナスに変更したことからクロスユース率の大幅な増加につながったとみられる。

 各携帯キャリアが提供するクレジットカードのクロスユース率では、楽天モバイルユーザーの「楽天カード」が64.7%で最も高く、次いでドコモユーザーの「dカード」が14.7%。ECサイトのクロスユース率では、楽天モバイルユーザーの「楽天市場」が62.9%で最も高く、次いで高かったのはソフトバンクユーザーによる「Yahoo!ショッピング」の26.7%。3位はauユーザーによる「au PAYマーケット」で5.5%、ドコモユーザーによる「dショッピング」は1.7%と低い。各社伸び幅は少なく、ECサイト分野では楽天市場の存在感が大きい結果となった。