IIJ(インターネットイニシアティブ)が8月20日、au回線を用いたタイプA向けの新料金プラン「従量制プラン」を提供する。同日10時からIIJmioのWebサイトで申し込める。

 従量制プランはその名の通り、使用したデータ量に応じて支払額が変わるプラン。料金はデータ+SMSの場合、1GBまでが月額480円(税別、以下同)、2GBまでが月額700円。3GB以降は1GBごとに200円が加算され、20GBが上限となっている。音声通話を利用する場合は700円が加算され、1GBまでが1180円、2GBまでが1400円となる。

 音声SIMの場合、3GBが1600円となる。この料金はIIJmioで提供している「ミニマムスタートプラン」(3GB)と同じだが、月によって1GBや2GBなど、データ容量が少ない人やバラツキがある人は、従量制プランの方が料金を抑えられる。特に月間のデータ容量が「3GB以下」の人をメインターゲットとしており、1GBで480円という料金は「業界最安級」だという。

 使いすぎを防止できるよう、あらかじめ設定したデータ容量に達すると、通信速度を200kbpsに制限する「ストッパー機能」も用意した。上限は月の途中でも変更できる。

 最大2枚のSIMを追加でき、計3枚のSIMでデータ容量をシェアすることも可能。スマートフォンで音声通話+データ通信を使い、タブレットやPCでデータ通信をするといった使い方ができる。追加SIMの利用料金は1枚あたり月額400円。

 通話料金は30秒あたり20円で、30秒あたり10円となる「みおふぉんダイアル」も利用できる。「mioひかり」とセットで契約すると、「mio割」として月額600円がずっと割り引かれる。

 既存のタイプAユーザーが従量制プランに変更することはできず、新規契約でしか申し込めないが、9月30日までは、3000円の初期費用を1円とするキャンペーンを実施している。

 新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛や緊急事態宣言などの影響で、IIJがバックボーンとしているネットワークのトラフィックは、固定回線が増加したが、モバイル回線が減少している。また、コロナ禍以前にも、500MBや1GBなど低容量プランを求める声が多く挙がっていたという。こうした生活スタイルの変化やユーザーのニーズを鑑みて、従量制プランの提供を決めた。IIJ 執行役員 MVNO事業部長の矢吹重雄氏は、従量制プランは「新しい生活様式に対応したプランだ」と説明する。

 なお、従量制プランはタイプA専用となっており、ドコモ回線を用いたタイプDでは利用できない。この理由についてIIJ MVNO事業部 コンシューマサービス部長の亀井正浩氏は「システムの設計をシンプルにするために1キャリアのみの対応とした。話を聞く中で、ドコモやauの回線にこだわるお客さまが思いのほか少なかった。また、データSIMにSMSが付与しているau回線ならお客さまの迷いが少ないのでは」と説明した。

 3GB以降は1GBあたり200円という料金は、大手キャリアの1GBあたり1000円と比べても安い。従量制プランは繰り越し機能がないため、「追加容量は利用しやすい値段にいた」(亀井氏)とのこと。