「iPhone 12」シリーズの大きな特徴は、5Gに対応したこと。それに伴って気になるのが「SIM」の対応だ。5Gスマートフォンということで、原則として5G契約のSIMを使う必要があるが、これまで使っていた4GのSIMは利用できるのだろうか。

 AppleからSIMロックフリーモデルを購入して、これまで使っていたSIMを入れ替えて使おうと考えている人も多いだろう。しかしそのままSIMが使えないとなると、契約や交換などで手間が発生してしまう。また、5Gプランを提供していないMVNOのSIMが使えるのかも気になるところ。

 そこで、編集部が契約・所有している範囲ではあるが、各社のSIMを実際に挿して通信できるか確認してみた。端末はiPhone 12 Proで試した。

●ドコモの5G SIM

 ドコモの5G Androidスマートフォン(AQUOS R5G)で使用しているSIMをiPhone 12 Proに入れたところ、問題なく通信できた。同じ5Gスマホなら、iPhoneとAndroidでSIMを使い回せるようだ。

●ドコモの4G SIM

 ドコモの4G(LTE)スマートフォンで使っているSIMをiPhone 12 Proに入れたところ、こちらも音声通話やデータ通信は問題なく利用できた。ただしドコモによると、5Gスマートフォンは5G契約が必須となり、4G SIMの動作は保証しない。あくまで自己責任での運用となる。

●auの4G SIM

 KDDIが公式にアナウンスしている通り、auの4G SIMは5Gスマートフォンでは利用できず、ショップで交換をするか、auお客さまサポートに電話をして5Gに切り替えてもらう必要がある。実際に4G SIMをiPhone 12 Proに入れてみたが、圏外と表示されてデータ通信はもちろん通話も利用できなかった。

●ソフトバンクの4G SIM

 ドコモと同様、こちらも音声通話とデータ通信は問題なく行えた。なお、ソフトバンクも5G端末では5Gの契約を必須としているので、こちらも使用は自己責任となる。

●Y!mobileのSIM

 Y!mobileのプロファイルを設定したところ、ソフトバンクの4G SIMと同様に、問題なく利用できた。ピクトエリアには「SoftBank 4G」と表示された。

●楽天モバイル(MNO)

 まだ「Rakuten UN-LIMIT V」(5G)に変更していない「Rakuten UN-LIMIT」(4G)用のSIMを使用。楽天モバイルの説明に沿って物理SIMを設定したところ、問題なく利用できた。「Rakuten Link」でのメッセージ送信や通話も利用できた。

●BIGLOBEモバイル(ドコモ回線)

 プロファイルを設定したところ、音声通話もデータ通信も問題なく利用できた。MVNOについては各社の動作検証結果も確認しておきたい。

●イオンモバイル(ドコモ回線)

 こちらもプロファイルを設定したところ、問題なく利用できた。

●mineo(au回線)

 auのSIMを5G端末で利用するにはSIMの交換が必要なため、au回線のMVNO SIMがどうなのかは気になるところだが、mineoのau SIMは、プロファイルを入れたら問題なく利用できた。ただしこちらも正確な情報を把握し切れておらず、UQ mobileをはじめとするau回線を使ったMVNOの情報を待ちたい。