Huaweiの秋冬フラグシップモデルとなるMateシリーズは、毎年ファッションブランドのポルシェデザインとコラボしたモデルが登場します。2020年は「Mate 40 RS Porsche Design」として、中国で既に販売されています。

 高級感あふれる仕上げのMate 40 RS Porsche Designの中身は、Mate 40シリーズの上位モデル「Mate 40 Pro+」。プロセッサはKirin 9000、ディスプレイは6.76型(1344×2772ピクセル)、メモリは12GBでストレージは256GBまたは512GB。256GBモデルは定価1万1999元で日本円だと約19万円。Samsungの「Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition」が40万円を超える価格だっただけに、この値段を安いと感じてしまうのは感覚がマヒしているのでしょうか。

 背面の仕上げはスポーツカーのイメージそのもの。ポルシェの流れるような走りを感じさせてくれます。カメラが中央に配置されているMate 40シリーズがベースだけに、左右対称のデザインも美しく「裏側を見せたくなる」デザインといえます。

 カメラはMateシリーズの円形デザインから八角形へと進化。5000万画素広角、2000万画素超広角、1200万画素3倍望遠、800万画素10倍望遠(ペリスコープ型)、ToFと5つが並びます。

 さらにMate 40 RS Porsche Designだけに搭載されているのが赤外線を使った温度計。体温を正確に測る用途には向いていませんが、手軽に周りの温度を測定できます。ちなみに、Huaweiは6月に赤外線温度計を搭載した「Honor Play4 Pro」を発売。その後、この機能は他のモデルには採用が広がりませんでしたが、ポルシェデザインモデルには特別感を出すために搭載したのかもしれません。

 カメラ部分の出っ張りはそれほど目立つものではありません。中央に配置されているため、テーブルの上に置いてもぐらつかないのがいい感じです。最近のスマートフォンはカバーを付けてもカメラ部分が出っ張ってしまうほど大きいものが増えており、しかもテーブル上でぐらつくのがちょっと使いにくいな、なんて筆者は思ってしまいます。

 側面の電源キーの赤いラインも上品です。なお本体カラーはホワイトのモデルもありますが、こちらのブラックの方が落ち着いた印象を受けます。カバーを付ければ本体カラーはあまり気にならないかもしれませんが、本革の純正カバーはフリップタイプが1999元(約3万2000円)、背面を覆うタイプで999元(約1万6000円)。カバーも高級品です。

 専用アイコンや壁紙など、テーマもポルシェデザインモデル専用です。Googleサービス(GMS)は非搭載ですが、香港の輸入ショップでは独自に導入して販売しているところもあるようです。しかしオリジナル以外のアプリを入れるとアイコンのデザインのアンバランス感が目立ってしまいます。個人的には標準的なアプリアイコンのデザインは万人に分かりやすいものの、このようなカスタマイズモデルには似合わないと思います。そろそろアイコンも簡単に入れ替えやカスタマイズできるようにしてほしいなと、このMate 40 RS Porsche Designを見て強く感じたのでした。