Nokiaブランドのスマートフォンを展開するHMD Globalから、初の5Gスマートフォン「Nokia 8.3 5G」が販売されています。筆者の住む香港では9月末に発売、Nokiaブランド唯一の5Gモデルで、香港の全キャリア(4社)が取り扱っています。

 プロセッサはSnapdragon 765、ディスプレイは6.8型(1080×2400ピクセル、アスペクト比20:9)。本体サイズは78.6(幅)×171.9(高さ)×9(奥行き)mmで重量は220g。ディスプレイ左上にはパンチホール型の2400万画素カメラを搭載します。

 背面はカメラを円形にまとめたデザインで、最近のNokiaスマートフォンはこの形状が増えています。デュアルカメラの場合も中央に縦に並べており、iPhoneなどに見られる背面左上にカメラをまとめたデザインにはしていません。個人的には中央に配置したカメラの方がデザインは美しく見えます。Nokia 8.3 5Gのカメラは6400万画素+1200万画素(超広角)に加え、200万画素のマクロと深度測定を2つ、合計4つを搭載します。

 側面から見るとカメラ部分は若干出っ張っていることが分かります。左側面には指紋認証センサーを配置しており、電源キーを兼ねています。

 OSはAndroid 10でAndroid 11へのアップグレードが可能としています。Android One端末のため標準的なアプリ以外はほぼ入っておらず、初期のアプリ画面はスッキリしています。2年間のOSアップデート、3年間のセキュリティアップグレードも保証されているので、2年程度フルに使うことができるわけです。

 カメラはNokiaと提携しているツアイスのものを搭載しています。6400万画素と高画質なカメラは動画撮影にも有利。動画撮影には全画面を使うシネマモードも備えます。画面の右上に画質などの情報が表示され、右下ではフォーカスなども変更できるなど、映画撮影気分で動画を撮ることができるわけ。5Gスマートフォンということで写真だけではなく動画も自在に撮影し、それを気軽にアップしてシェアする、といった使い方を提案しているのでしょう。

 香港では4398香港ドル(約5万9000円)で販売されています。Xiaomiど中国メーカーの製品と比べるとやや割高ですが、大手メーカーのミッドハイレンジモデルと同等の値段です。Nokiaブランドのスマートフォンはグローバルでの販売量も増えていますが、今後は5Gモデルをさらに増やし、市場での存在感をより高めてほしいと思います。