サムスン電子のミッドレンジスマートフォン「Galaxy A32 5G」が、日本でも発売されます。KDDIが2月25日に発売するモデルの価格は税込み3万1190円と、5Gスマートフォンとしてはかなり安価です。中国メーカーも日本を含む各国で低価格5Gスマートフォンを出していますが、大手メーカーのサムスンがこの価格帯に製品を投入したことことから、先進国各国でも5Gスマートフォンの低価格化が一気に進みそうです。

 筆者の居住する香港でも、1月末からGalaxy A32 5Gが発売されました。価格は2698香港ドル、約3万6700円。通信事業者によっては数千円の割引があるので、日本の価格にだいぶ近くなります。いずれにせよ、3万円台で5G対応のモデルをサムスンが出したということで、香港でも5Gへ移行するユーザーが増えそうです。

 価格を抑えているため、ディスプレイは6.5型(720×1600ピクセル)、1300万画素のインカメラもパンチホール型ではなく水滴ノッチ型となります。しかしスマートフォンのライトユーザーになら十分受け入れられるでしょう。なお、香港販売品の本体サイズは76.1(幅)×164.2(高さ)×9.1(奥行き)mmで、au版と変わりません。おそらく香港品(グローバル版)とau版は通信方式以外は同じハードウェアと思われます。

 背面デザインが特徴的で、フラットかつ光沢ある仕上げですが、表面はクリアに覆われガラス仕上げのようなイメージ。カメラは最近はやりの台座にまとめるデザインではなく、4800万画素、800万画素超広角、500万画素マクロそれぞれを3つ縦に並べ、その横に小さい200万画素深度測定とフラッシュを内蔵。この方が背面がすっきりした感じに思えるかもしれません。

 本体カラーはライトブルー系のAwesome Blue、黒をややグレー系にしたAwesome Black、そしてAwesome Whiteの3色。日本のモデルも同じ色なので、やはりハードウェアはほぼ共通といえそうです。低価格モデルということで年配者層もターゲットにしているのでしょうが、赤やピンクといった明るい色も追加で出してほしいところ。

 4つのカメラは価格を考えると十分合格でしょう。マクロが500万画素なので、物撮りや食事の撮影などがよりきれいに行えることが期待できます。

 Galaxy A32 5Gは台湾や欧州などでも順次発売されます。海外モデルと日本モデルの本体サイズが同じであれば、ケースもさまざまなものが海外からの輸入品として入手できるというメリットがあります。低価格なモデルはケースの種類も少ないなんてことが一般的でしたが、グローバル同等品が日本でも出るようになると、スマートフォンの着せ替えも楽しめるわけです。

 日本の5Gエリアはまだまだ狭いものの、着々と広がりを見せています。手ごろな価格のスマートフォンに買い替えるのなら、思い切って5G対応機を買うのもいいかもしれません。Galaxy A32 5Gの日本上陸は、日本の5Gユーザーを確実に増やすものになるでしょう。