ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年2月22日から2021年2月28日までの1週間について集計し、まとめました。

 最近は、MNOのオンライン専用料金プラン(ブランド)が注目を集めていましたが、MVNOの中で一番シェアの大きいインターネットイニシアティブ(IIJ)が2月24日、動きました。4月1日付でコンシューマー向けMVNOサービス「IIJmio」の料金プランを一新し、月額料金を大きく値下げすることを発表したのです。そのこともあり、今回のアクセス数ランキングでは、トップ3がIIJmioの新料金プランに関する記事となりました。

 IIJmioの新プラン「ギガプラン」は、特に音声SIMでの値下げ幅が大きめです。データ通信専用SIMに100円(税別、以下同)、SMS機能付きSIMに30円をプラスすれば音声SIMにできます。20ギガ(GB)プランだと、音声SIMでも1880円とMNOのオンライン専用プランよりもさらに手頃なのも驚きです。

 1位の記事にもある通り、料金の手頃さの秘密は、MVNOがMNOに支払う「データ接続料」と、音声通話サービスの卸料金にあります。データ接続料の計算は2020年度から、向こう3年間の料金予測も合わせて提示する「予想原価方式」に変更されました。

 データ接続料については、各キャリアが値下げのトレンドを提示しています。また、日本通信とNTTドコモの合意を受けて、音声卸料金も値下げされる見通しです。要するに、サービス提供に掛かる原価の削減(見通し)分の一部を、料金値下げの原資としているということです。

 ともあれ、MNOとMVNOとの間の料金競争は段々と加速しています。ユーザーの立場からすると月々の料金が下がること自体は大歓迎ですが、通信の速度や安定性を維持できることが前提です。「安かろう悪かろう」にならないことを期待しましょう。

 今回のランキングでは、KDDIと沖縄セルラー電話の新料金プランに関する記事も3つトップ10入りしました。

 auブランドでは、先行して発表されていた「使い放題MAX」以外の国内データ通信量無制限プランの詳細が発表されました。基本的には「データMAX」が「使い放題MAX」に改称され、若干の値下げが図られたイメージとなっており、個人契約では定期契約期間も撤廃されています(法人契約では「2年契約N」を適用すると月額100円引きとなります)。

 既に国内データ通信量無制限プランに入っている場合は、割引期間が終了してから新しいプランに移行すると月額料金を抑制できます。急いでプラン変更をする必要はないでしょう。povo(ポヴォ)も含めると、選択肢が増えたのは良いことです。

 今後、携帯電話料金はどうなっていくのでしょうか。料金が「複雑化した」のは、ユーザーのニーズに幅広く対応した結果でもあります。いろいろな「圧力」もあり、ここ数年はシンプルになってきましたが、多様化するユーザーのニーズに、“シンプル”なプランだけで対応しきれるのかどうか、様子見の日々となりそうです。

●ITmedia Mobile Weekly Access Top10

2021年2月22日〜2021年2月28日

1. MVNO業界に衝撃を与えたIIJmioの新料金プラン なぜここまで安くできたのか?

2. シンプルかつ選びやすく IIJmioの新料金「ギガプラン」はココが変わった

3. IIJmioの新料金プラン「ギガプラン」発表 月額780円/2GBから、eSIMや5Gにも対応

4. auの「povo(ポヴォ)」は3月23日スタート 早期申し込みで「家族割プラス」のカウント対象に

5. 買い替えは「iPhone 12」がベスト! 12 Proを買った筆者が後悔した理由

6. ドコモとauが解約/MNP転出案内サイトに「検索除外」の措置 総務省が指摘

7. auの「使い放題MAX 5G/4G」は3月1日から提供 バンドルプランも一新

8. ソニーのスマートウォッチ「wena 3」を試す 実用性向上も、Bluetooth接続は改善の余地あり

9. auショップでUQ mobileを取り扱い 3月1日から

10. ソフトバンクの「LINEMO」で注意すべきところは? 端末やSIMの扱いは?