KDDIと沖縄セルラー電話は4月8日、サムスン電子製モバイル5Gルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」をauブランドから発売する。販売予約は4月1日10時から受け付ける。合わせて両者は同日から、同機種に対応する新料金プラン「モバイルルータープラン5G」の提供も開始する。

●Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの特徴

 SCR01は、Galaxyブランドとしては初めてのルーター製品だ。約5.3型液晶ディスプレイを搭載し、電波強度やデータ通信容量を分かりやすく表示できる。自立スタンドが付いており、充電中は時計やカレンダーを常時表示することもできる。

 5G通信はSub-6と4G LTEから転用する帯域に対応する(参考記事その1/その2)。5Gエリアにおける最高通信速度(理論値)は、下りが2.1Gbps、上りが183Mbpsとなる。au 4G LTEエリアやWiMAX 2+エリアでの通信も可能で、4G LTEについては海外ローミングにも対応する。

 Wi-Fi(無線LAN)はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に対応し、最大10台のWi-Fi機器を接続できる。USB 3.0 Type-C端子を介したUSBテザリングも利用可能だ。

●モバイルルータープラン5Gの概要

 モバイルルータープラン5Gは、WiMAX 2+エリアと一部のau 4G LTE/5Gエリアにおける月間通信容量を無制限としたことが特徴だ(詳しくは後述)。各種割引適用前の月額料金は5458円(税込み、以下同)で、同日時点ではSCR01のみ対応する。既存の「Speed Wi-Fi 5G X01」(シャープ製)では加入できないので注意しよう。

 適用できる割引は以下の通り。

・2年契約N(定期契約):187円

・5Gルーター割:550円(契約から25カ月間適用)

 上記の割引を適用した場合、契約から25カ月間は月額4721円で利用できる。なお、「プラスエリアモード」(後述)を利用した場合、1100円が月額料金に自動加算される。

通信モードについて

 モバイルルータープラン5Gに対応するルーターは、「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」という通信モードを備える。

 スタンダードモードでは月間通信容量を無制限としている。ただし、3日当たり15GBの通信容量制限が別途設けられており、超過した場合は混雑時間帯における通信速度が上下最大1Mbps程度に制限される。このモードで通信できるエリアは以下の通り。

・au 4G LTE/5G:Band 1(2.1GHz帯)/3(1.7GHz帯)/n78(3.7GHz帯)

・WiMAX 2+:Band 41(2.5GHz帯)

 プラスエリアモードではau 4G LTEのメイン周波数帯であるBand 18(800MHz帯)も利用できる。その名の通りエリアカバーを重視したモードだが、先述の通り利用した場合は月額料金に1100円が加算される。また、月間15GBの通信容量制限が設けられており、超過した場合はプラスエリアモードにおける通信速度が月末まで上下128kbpsに制限される。ただし、この制限に抵触した場合でも、スタンダードモードの通信速度には影響しない。

WiMAX 2+/4G LTEルーターからの移行特典

 WiMAX 2+通信サービスは、KDDI子会社のUQコミュニケーションズが提供している。UQコミュニケーションズは2022年秋から順次、WiMAX 2+で利用している帯域の一部を5G通信サービスに転用(変更)する計画で、転用エリアにおけるWiMAX 2+の下り最高通信速度(理論値)は440Mbpsから220Mbpsに半減する。

 これに伴い、KDDIと沖縄セルラー電話では、auブランドでWiMAX 2+/4G LTEルーターを契約しているユーザーを対象に、モバイルルータープラン5Gへの移行(契約変更)に伴う手数料(3300円)を無料とする特典を用意する。特典は、同プランに対応する端末への機種変更、または持込みでの移行で自動適用される。

 特典対象のプランは以下の通りで、2年/4年の定期契約の付いているプランも対象となる。

・モバイルルータープラン

・ホームルータープラン

・WiMAX 2+ フラット for DATA

・WiMAX 2+ フラット for DATA EX

・WiMAX 2+ フラット for HOME