既報の通り、サムスン電子製のAndroidスマートフォン「Galaxy S21 5G」「Galaxy S21+ 5G」「Galaxy S21 Ultra 5G」がNTTドコモとau(KDDIと沖縄セルラー電話)を通して発売されることになった。

 この記事では、国内モデルの実機の写真を交えて3モデルについて解説する。

●スタンダードの「S21」はドコモとauの両方で取り扱い

 シリーズのスタンダードモデルであるGalaxy S21 5Gは、ドコモとauの両方で取り扱う。モデル名は、ドコモ向けが「Galaxy S21 5G SC-51B」、au向けが「Galaxy S21 5G SCG09」となる。

 ボディーカラーは両モデル共通で、ファントムパープル(Phantom Purple)、ファントムグレー(Phantom Grey)、ファントムホワイト(Phantom White)の3つを用意している。両モデルは「ドコモ5G」のロゴの有無で見分けられる。

 下方にある「Galaxy」ロゴは日本固有の仕様で、海外モデルでは「SAMSUNG(サムスン)ロゴとなる。また、海外モデルとは異なりおサイフケータイ(モバイルFeliCa)を搭載していることからモバイル非接触IC通信マークも印字されている。

●「S21+」はauのみ

 S21の大画面モデルという位置付けのGalaxy S21+は、「Galaxy S21+ 5G SCG10」としてauから発売される。ボディーカラーはファントムシルバー(Phantom Silver)と、ファントムブラック(Phantom Black)の2つを用意している。

 SCG09と同様、ボディーにキャリアロゴはないがGalaxyロゴとモバイル非接触IC通信マークが印字されている。

●「S21 Ultra」はドコモのみ

 S21シリーズのフラグシップモデルとなるGalaxy S21 Ultra 5Gは、「Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B」としてNTTドコモから発売される。ボディーカラーはファントムシルバー(Phantom Silver)と、ファントムブラック(Phantom Black)の2つを用意している。

 ドコモ向けモデルということで、ボディーにはSC-51Aと同様にドコモ5Gロゴが印字される。加えて、Galaxyロゴとモバイル非接触IC通信マークも備わる。

●S21/S21+のディスプレイは“フラット”に

 日本では「Galaxy S6 edge」以降、左端と右端にカーブのあるディスプレイを採用してきた(エッジスクリーンに原則1本化されたのは「Galaxy S8」以降)。このカーブディスプレイは、昨今のGalaxyスマホのハイエンドモデル(SシリーズとNoteシリーズ)のアイデンティティーともいえるものだ。

 しかし、Galaxy S21シリーズのうち、Galaxy S21 5G/S21+ 5GではエッジにカーブのないDynamic AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用している。画面サイズはS21が6.1型、S21+が6.7型となっており、インカメラ周辺部にピンホール(穴)が開いている。

 一方で、Galaxy S21 Ultra 5Gは左端と右端にカーブのあるDynamic AMOLEDディスプレイを引き続き採用している。カーブディスプレイの見え方や操作性が気になるという人は、事前に実機で確認することをお勧めしたい。

●カメラ回りのデザインは大幅変更

 Galaxy S21 5Gシリーズで一番大きな変更点といえば、カメラ回りのデザインである。

 最近のGalaxy Sシリーズでは、背面のカメラモジュールがある部分のみが“出っぱる”デザインを採用していた。特に、1億300万画素センサーを搭載した「Galaxy S20 Ultra」では、その出っぱりが非常に目立つ。

 それに対し、Galaxy S21 5Gシリーズでは、側面の金属フレームがカメラ周辺部に“回り込む”ようになった。カメラ部分が出っぱっていることに変わりはないが、金属フレームとシームレスに一体化することで、パッと見の出っぱり感は抑えられている。

 合わせて、ボディー背面のガラスがつや消し(非光沢)加工となった。指紋もあまり目立たない。背面に映り込む自分や、指紋の付着が気になっていた人には朗報といえる。

●S21 Ultra 5Gの1億300万画素カメラとSペン

 Galaxy S21 Ultra 5Gのアウトカメラは4眼構成で、中でも広角カメラは1億800万画素の超高解像度センサーを採用している。

 このセンサーは「1億800万画素の写真を撮る」ために使うというよりは「電子(バイブリッド)ズームの画質を上げる」という文脈で使われる。このカメラを生かした100倍ズームは非常に強力だ。ただし、100倍ズームはブレもそれなりに大きいため、三脚など本体を確実に固定できる環境での利用が推奨される。

 S21 Ultra 5Gは、Galaxy Noteシリーズ以外のGalaxyスマホとしては初めて「Sペン」に対応している。ただしSペンは別売となる。純正オプションとして、Sペン付きのケース「Smart Clear View Cover with S Pen」も用意される。

●3.5mmイヤフォンマイク端子はない

 Galaxy S21 5Gシリーズは、USB 3.0 Type-C端子を備えている。DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応しているので、適切な映像出力ケーブルやアダプターを用意すれば、PCライクなデスクトップ環境「DeX」も利用できる。

 一方で、同シリーズは3.5mmイヤフォンマイク端子を備えない。音声を外部出力するには、USB Type-C接続のイヤフォンマイクなどUSB Audio規格に準拠したオーディオデバイスか、Bluetoothオーディオデバイスが必要となる。