NTTドコモと米Intel(インテル)は4月20日、LTE/5G対応のモバイルPC「Connected Modern PC(CMPC)」の市場拡大に向けて連携協定を締結したことを発表した。LTE/5G回線によって常時接続されたモダンPC(※1)の普及を目的とした取り組みで、実証実験にも取り組む。

(※1)モダンPC:米Microsoftが定めた先進機能を備えたPC。定義は随時見直しが入るが、現状では「高速な起動」などが要件として定められている

 在宅勤務やリモートワークなどが急速拡大する中、企業(ビジネス)向けを中心にLTEや5Gなどのモバイルネットワークに単体で接続可能なCMPCの需要が高まっている。一方で、導入には端末スペックの検討、ユーザーIDやアクセス履歴の管理に関する多種多様なツールの選定、社外への持ち出しを想定したセキュリティ対策などが必要となる。

 そこでドコモとIntelは、両社の保有する技術やパートナー企業のソリューションも活用し、各企業のCMPC導入に関する提案や利用する際の課題解決策、ソリューションの創出を行って市場の活性化を図る。

●日本HPの協力のもと実証実験も

 両社の具体的な取り組みの第1弾として、PCメーカーである日本HPの協力を得て、ワーケーション(※2)をコンセプトとした実証実験で実際にCMPCに触れる機会を提供する。この実験では、日本HPはモバイルノートPC「Elite Dragonfly」のモバイル通信対応モデルを提供する。

 実証実験を通して、利用する際のセキュリティ上の課題を分析し、利便性を損なわずに安全性を確保する最適な構成を検討する。また「場所にとらわれない働き方」が企業と働く人に与える新しい価値を探究し、実証実験などの結果やCMPC導入済みの企業の利用事例などの情報を継続的に提供して導入を支援していく。

(※2)ワーケーション:休暇として出かけた先で執務するなど、休暇(バケーション)と仕事(ワーク)を組み合わせた働き方