多くのユーザーが1カ月5GBのデータ容量で間に合うものの、外出先でも頻繁に動画視聴をする人なら、10GBのプランの方が安心できる。YouTubeの場合、10GBで約20時間(480pの場合)の視聴ができるので、1日30〜40分程度、スマホで動画を見る人なら、10GBのプランを検討した方がいいだろう。

 そこで5GB超〜10GB以下のプランを、大手キャリアとそのサブブランド、代表的なMVNOの音声通話込みプランの最新料金を比較した。サブブランドのUQ mobileやY!mobileは3GBの次が15GBとなるので最適なプランがなく、大手キャリアのオンラインブランドにおいても20GBなので、比較対象としてはMVNOが中心となる。料金は全て税込み。

●MVNOでは月額1500円〜2000円が目安

 5GB超〜10GB以下のスマホ料金プランを単純に価格で比較すると、音声通話込みプランで一番安価なのは、nuroモバイルの「VLプラン8GB Giga+」の月額1485円。このプラン自体は8GBだが、3カ月ごとに6GBのデータ容量がプレゼントされる。もらったデータ容量は翌々月まで繰り越せるので、ならすと1カ月10GBとなり、5GB超〜10GB以下のプランにおいて最安となる。

 純粋に10GBのプランでは、OCN モバイル ONEの「10GB/月コース」が月額1760円で安い。しかも「OCNの光サービス」の利用で毎月220円が割引になるので、光とのセット割が適用する人なら月額1540円で利用できる。

 最初の12カ月間で考えるなら、J:COM MOBILEの「J:COM MOBILE Aプラン ST 10GB」もオススメだ。月額2178円が「スタート割」の適用で12カ月間1738円になる。J:COM MOBILEでは10GBのプランから、データを使い切った後の最大速度が200kbpsから1Mbpsにアップする。また、「J:COMオンデマンドfor J:COM LINK」と「J:COMミュージック」にかかるデータ容量がカウントフリーになるところにも注目したい。

 光とのセット割はIIJmioでも適用する。「IIJmioひかり」を一緒に利用することで「mio割」が適用し、IIJmioひかりが毎月660円ずっと割引になる。スマホのプラン料金としては安くならないが、この割引額は大きい。また、IIJmioには「eSIM」プランがあるので、データ通信のみでいい人なら、対応端末を使うことで、「8ギガプラン」が月額1100円、「15ギガプラン」が月額1430円と安価に利用することができる。

 通話料込みのプランでは、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」にも注目。「Rakuten Link」アプリを利用することで国内通話がかけ放題になる。かけ放題付きで20GBまで月額2178円という価格設定は見逃せない。ただし楽天回線エリアではなく、パートナー回線エリアを利用した場合、5GB超過後は最大1Mbpsと速度制限がかかるところには注意だ。

 大手キャリアのドコモとauでは、7GBまで段階制プランが利用できるが、それを超えると最大速度が128kbpsとなり、ネットの閲覧にさえ支障が出るレベルになってしまう。1GB1100円の追加チャージがマストになるので、頻繁に7GB以上になるようなら、無制限のドコモ「5Gギガホプレミア」やau「使い放題MAX 5G」に変更する方がお得。なおソフトバンクは3GB以上無制限プランになるので、ここでは触れない。

 大手キャリアのオンライン専用ブランドが登場したことでMVNOでも価格を引き下げたプランが次々と登場しているが、イオンモバイルでもプラン料金内の音声基本料440円が、2021年10月以降、一律220円値下げすることを発表した。5GB超〜10GB以下のプランでは最安にはならないものの、10GBで月額1848円と2000円を切った価格になった。今後もこのようなプラン料金の引き下げがありそうなので、他社の動きに注目しておきたい。

●まとめ

・基本料金で比較するなら、nuroモバイルの「VLプラン8GB Giga+」やOCN モバイル ONEの「10GB/月コース」が安い

・J:COM MOBILEの「J:COM MOBILE Aプラン ST 10GB」は最初の12カ月間の料金が安い

・通話料金込みで最安なのは、専用アプリでかけ放題の楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」

※この記事は2021年8月25日時点の情報です。