MM総研は、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル(以下、MNO4社)、Y!mobileとUQ mobile(以下、サブブランド)、およびMVNO各社それぞれの音声通話サービス利用者に対するアンケート調査を実施し、携帯電話の月額利用料金と音声通話・データ通信サービスの利用実態について発表した。

●MNO4社のスマートフォン利用者の月額利用料金は5351円

 携帯電話の月額利用料金について、端末代金の分割支払い分を含まない実際の支払総額を分析した結果、スマートフォン利用者全体では4845円となった。楽天モバイルを含むMNO4社のスマートフォン利用者の月額利用料金は5351円、MNO3社のフィーチャーフォン利用者は2589円となった。サブブランド利用者の月額利用料金は3331円、MVNO利用者の月額利用料金は2049円となった。

 また、端末購入金額について質問した結果、スマートフォン利用者全体では6万1079円となった。MNO4社のスマートフォン利用者では6万4739円、MNO3社のフィーチャーフォン利用者は2万406円、サブブランド利用者は4万8757円、MVNO利用者は4万2920円だった。

●月間データ通信量は平均8.72GB、中央値は3GB

 スマートフォン利用者の2021年6月のデータ通信量について分析した結果、「わからない」と回答したユーザーを除いた平均データ通信量は8.72GB、中央値は3GBとなった。有効回答のみを対象とした場合、月間通信量は「1GB」31.8%、「2GB」11.7%、「3GB」14.1%となり、57.6%のユーザーが3GB以下の通信量となった。なお、「7GB」までの累計では約75.2%を占めた

 月間モバイルデータ通信料の推移についても分析した。2017年2月調査では平均4.22GB、2018年4月では平均5.7GB、2019年2月では平均6.05GB、2020年2月では平均6.94GB、2020年12月では平均7.56GB、2021年7月では平均8.72GBで、12月から約7カ月で約1.16GB増加した。MNOの大容量プランや20GBのオンライン専用プランの利用が徐々に広まっており、ユーザーのモバイルデータ通信の利用増加を後押ししたと分析している。

●スマートフォンによるWi-Fiデータ通信量は17.45GB

 スマートフォン利用者のWi-Fi利用時間と、Androidユーザーの直近4週間のWi−Fiデータ通信量の質問結果から、スマートフォン利用における月間の平均Wi−Fiデータ通信量を分析した。その結果「わからない」を除き、Androidユーザーでは15.76GB、iPhoneユーザーでは19.55GBとなった。全体では17.45GBで、月間モバイルデータ通信量の平均と合わせると月間通信量は約26.17GBとなる。2020年11月時点の月間通信量よりも1.17GB増加した。データ通信量の構成比としてはモバイルデータ通信量33.3%に対し、Wi-Fi通信量は66.7%となった。

●1週間の通話時間はMNO4社38.6分、サブブランド33.6分、MVNO17.6分

 スマートフォン利用者に携帯電話番号とIP電話・アプリ電話それぞれの音声通話時を質問した。その結果、1週間の平均通話時間は携帯電話番号からの場合、MNO4社は18.4分、サブブランドは18.3分、MVNOは7.5分となった。IP電話・アプリ電話からの場合は、MNO4社は20.2分、サブブランドは15.3分、MVNOは10.1分となった。携帯電話番号とIP電話・アプリ電話からの通話時間を合算すると、MNO4社は38.6分、サブブランドは33.6分、MVNOは17.6分となった。

 また、通話時間の推移(2018年4月〜2021年7月)についても分析した。携帯電話番号とIP電話・アプリ電話からの通話時間を合算すると2019年4月以降、MNO4社では通話時間の減少傾向が見られ、サブブランドとMVNOでは前回調査よりも減少した。

●スマートフォンの利用時間は953分/週

 1週間あたりのスマートフォン利用時間は953分だった。通信事業者別に見ると、MNO4社は962分、サブブランドは958分、MVNOは903分だった。

 1週間あたりのスマートフォン利用時間は2018年4月では824分、2021年7月では953分と2018年と比べ約2時間増加した。通信事業者別では、MVNOで4年連続増加となった。

 1週間の利用時間を用途別に分析した結果、スマートフォン利用者全体では「インターネット検索・情報収集」209.8分(22%)が最も多く、次いで「SNS」144.9分(15.2%)、「動画視聴」115.9分(12.2%)、「オンラインショッピング」49.3分(5.2%)となった。「メール・メッセージの送受信」を除く6項目全てで利用時間が増加した。特にSNS、ゲーム、音楽視聴で前回調査に比べ10分以上増加しており、在宅時間の増加が影響しているとみられる。