NTTドコモは5月26日、一部のドコモケータイ(フィーチャーフォン)で最新のUIM(SIM)カードを使うと位置情報に関わるサービスに不具合が発生することを明らかにした。同社では対象機種を利用しているユーザーを対象として影響の出ないUIMカードへの無償交換に応じている他、一部の機種では7月をめどにソフトウェア更新で対処することにしている。
●不具合の概要
今回の不具合は、対象機種において「ドコモnanoUIMカード Ver.7」(グリーン)を挿入した場合に以下の事象が発生するというものだ。
・緊急通報時(110/118/119番への発信時)に測位精度が下がる
・「イマドコサーチ」や「ケータイお探しサービス」を利用できない
・端末の「ドコモ位置情報設定」を利用できない
不具合が発生する機種は、いずれもAndroidベースのドコモケータイで、具体的には以下の機種が該当する。
・旧パナソニック モバイルコミュニケーションズ製
・P-smart ケータイ P-01J
シャープ製
・AQUOSケータイ SH-06G
・SH-03H(法人向け)
・AQUOSケータイ SH-01J
・SH-02K(法人向け)
・AQUOSケータイ SH-02L
・SH-03L(法人向け)
FCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)製
・arrowsケータイ F-03L
・らくらくホン F-01M
●不具合の解消方法
不具合の対象機種をと組み合わせて使っているユーザーについては、ドコモショップにおいて1つ前のバージョンである「ドコモnanoUIMカード Ver.6」(ライトブルー)への無償交換を受け付ける。
また、以下の機種については、7月をめどに不具合を解消するためのソフトウェア更新を実施する予定となっている。
・AQUOSケータイ SH-02L
・SH-03L
・arrowsケータイ F-03L
・らくらくホン F-01M