誰しも、スマートフォンやモバイルバッテリーを購入する際に「バッテリー容量」を気にするはずだ。例えば「1万mAhもあるモバイルバッテリーなら2回はiPhoneを充電できるな」とか。この「mAh」は「ミリアンペアアワー」と読み、「バッテリーが1時間あたりにどれだけ放電できるか」を表している。

 小学校で習う「オームの法則」にあてはまる「電流」の単位「アンペア」(A)に「時間」(h)を加えた値で、ダムに例えるなら「どれだけ水をためているか」に相当する。実際に1万mAh=1時間で1万mAを放出するのではなく、数千mAを何時間かに分けて放電している。

 ちなみにモバイルバッテリーの場合、おおむね「3.7Vのバッテリーセル」をいくつかパッケージしており、3.7Vから5Vへ変圧して充電しているため、変圧回路で消費する電力と変圧しただけ減った電流分のロスが発生する。そのため1万mAhのモバイルバッテリーがあったとして、「iPhone 13」の3227mAhのバッテリーを0%からフル充電できる回数は「3回」とは言い切れず、「2回は確実」とだけいえるのだ。