折りたたみ型ディスプレイを搭載したスマートフォンは、Samsungが市場をリードしていますが、Huawei、OPPO、vivo、Honorと中国メーカーも続々と製品を投入しています。それらの中で最も画面サイズが大きい製品が、vivoの「X Fold」です。vivoは日本に参入していないため、その実力を知らない人も多いと思いますが、中国ではシェア1位。最近はカメラ性能を強化したXシリーズを次々と投入しています。

 vivo X Foldの画面サイズは開くと8.03型。Galaxy Z Fold3 5Gの7.6型、Huawei Mate X2の8型よりも大型です。一方、閉じたときのサイズは6.53型。Galaxy Z Fold3 5Gの6.2型より大きいことはもちろん、アスペクト比は21:9でXperia 1シリーズと同等です。つまり、vivo X Foldは閉じたときはXperiaと同じサイズの画面を使えるわけです。一方、Galaxy Z Fold3 5Gは25:9なのでかなりワイドな形状で、ブラウザなどの表示はやや狭さを感じることもあります。

 背面は合皮(ヴィーガンレザー)で肌触りも良く、周囲をステッチ仕上げ風にしており高級感も味わえます。カメラ性能はvivoの上位モデルと同等で、5000万画素広角+4800万画素超広角+1200万画素2倍望遠+800万画素5倍望遠。閉じた状態では「高性能カメラ搭載の、ちょっと厚みのある普通のスマホ」として使えるわけです。

 閉じたときには隙間がないゼロギャップ構造で、側面から見た姿もすっきりしています。本体を開いていくと適度な位置に止めることも可能です。実際に開いてみたところ、120度程度までは開けます。

 折りたたみスマートフォンとしては最高クラスのスペックを誇るvivo X Foldですが、画面分割などはSamsungの方が使いやすいように感じました。また、現時点では中国国内でしか販売されておらず、入手しにくいのも難点です。筆者の住む香港の輸入ショップでは独自にGoogleサービスを入れて販売する店もあり、グレーながらアプリの利用などはある程度利用できるものの、できれば正式にグローバル向けモデルも出してほしいものです。