Appleは9月8日(日本時間)、「iPhone 14」シリーズを発表しました。インカメラがオートフォーカス(AF)に対応するとともにセンサーサイズも大型化。Proモデルではメインの広角カメラが4800万画素になるなどカメラ機能が強化されました。

 一方で搭載が見送られた機能もあります。

画面内指紋認証(Touch ID)

 生体認証はこれまで通りFace IDのみとなり、画面内あるいは電源ボタンに搭載されるとうわさが出ていたTouch IDは非搭載となりました。Face IDもマスクを装着したままで認証可能になるなど、使い勝手は向上しているものの、画面に顔向けなければロックを解除できないなど、Touch IDに劣る部分も残っています。今後のiPhoneではTouch IDが搭載されるのか、気になるところです。

ノッチ(切り欠き)の廃止

 iPhone 14/14 Plusのディスプレイは、これまで通りノッチ(切り欠き)を搭載したスタイルのままとなりました。一方でiPhone 14 Pro/Pro Maxでは、新しいDynamic Island(ダイナミックアイランド)を搭載しています。ハードウェア的としては、うわさ通り丸と横長、2つのパンチホールを搭載し、それを目立たなくしているようですが、このエリアを適宜変更することで、各種通知を表示するなどして、ディスプレイの付加価値をさらに高めています。ただ、通常時に画面上部が切りかかれてしまうという点では、ノッチと大きくは変わりません。

USB Type-C

 iPhone 14は、従来通りLightningを搭載します。EUでは、2024年秋までにUSB Type-Cの搭載を義務付ける法案が2022年秋にも施行される見通しとなっており、2024年秋以降、EU圏内で発売するスマートフォンではUSB Type-Cの搭載が必須となります。このため、iPhone 14にUSB Type-Cが搭載されるのかに注目が集まっていました。

 なお、Appleの情報に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏は、2023年のiPhoneにUSB Type-Cが搭載されるとの予想を示しており、その意味ではiPhone 14への非搭載は予想通り。2023年に登場予定のiPhone 15(仮)ではUSB Type-Cになるのか、あるいは、そのそもそも接続ポートを廃止してMagSafeのみにするのか注目したいところです。

iPhone 14/14 Plusの新チップ搭載

 iPhone 14と14 PlusにはiPhone 13 Proと同じGPU5コアのA15 Bionicが搭載されています。iPhone 14 Pro/Pro Maxには新しいA16 Bionicが搭載されたものの、2017年のiPhone 8とiPhone Xから続いていた「最新iPhoneには新チップ」の構図が崩れた形です。なお、Ming-Chi Kuo氏は、今後はハイエンドモデル(Proモデル)にのみ最新チップが搭載されると予想しています。