NTTドコモとソフトバンクは、スタンドアロン(SA)構成の5G通信サービスについて、iPhone 14シリーズでは動作しないことを明らかにした。

 Appleは公式ページで中国本土のiOS 14.5以降を搭載したiPhoneで5G SAが使える旨を明記しているが、NTドコモとソフトバンクによると、中国と日本で販売されているiPhone 14シリーズでは両社の5G SAサービスを使えないという。

 従来から提供されているNSA(ノンスタンドアロン)方式の5Gサービスは、4G用のコア装置を用いており、4G基地局と5G基地局の電波を併用していた。迅速に5Gエリアを広げられることがメリットである反面、5Gの特徴のうち「超低遅延」「超多数接続」を生かせないという課題を抱えている。

 それに対して、SA方式は5G専用のコア装置(5GC)と5G基地局というシンプルな構成で、5Gの「超低遅延」「超多数接続」を生かせることから“真の5G”といわれている。SAならではの技術として、ネットワークを仮想的に分割し、サービスごとに特徴付けができる、ネットワークスライシングが導入できるようになる。

 NTTドコモが販売するスマートフォン向けの5G SAサービスは8月24日に始まった。対応するのは「AQUOS R7 SH-52C」「Galaxy S22 SC-51C」「Galaxy S22 Ultra SC-52C」「Xperia 1 IV SO-51C」の計4機種で、ソフトウェアを更新することで利用可能になる。

 ソフトバンクでは5月31日から、「Xperia 5 III(A103SO)」で5G SAが使えるようになったが、Android 12へのバージョンアップが必要になる。

 両キャリアともに対象の料金プランへの加入や、5G SAネットワークに対応するSIMカードの用意なども使用条件に含まれている。